
大手から中小まで ネット社会でブランドが信頼を得る方法
SNSでバズって、広告費をかけずに一躍有名に...。一部の商品の武勇伝とも言える成功ケースが喧伝されることで、過度な期待が生まれています。その期待は、正しいものなのでしょうか。
また一方で、たとえ運よく話題になったところでその流れを実ビジネスにつなげるためには、玉石混交のネット社会の中で、信頼を得るための情報戦略やコミュニケーション戦略が必要です。ネット社会で「目立ち」さらに「信頼を得る」までのプロセスを考えます。
FinTechの浸透で変わる マーケティング戦略
金融業界の大きな変動として語られるFinTechは、マーケティングの領域にも大きな影響を与えることが予想される。決済行動や人と人とのお金のやりとりのスタイルが変化すれば、消費行動の根幹を担う「お金そのもの」に対する意識や行動が変わっていくのだ。そこで、FinTechで変わる消費者の意識と行動、それを受けたマーケティングの未来を考える。
60社のブランドマネージャーの戦略
あらゆる市場でコモディティ化が進み、また消費者のライフスタイル・価値観の多様化や消費行動の複雑化が加速する中、ブランドにとって「選ばれる存在であり続けること」はますます難しくなってきています。さらに近年では、デジタル広告のメディアプランニング・バイイング業務が自動化する中、知らず知らずのうちにブランドが毀損される恐れがあるなど、ブランドマネジメントにおける新たな課題も出てきています。
本特集には、そんな環境下、ブランドを守りながら熟成・成長させていくミッションを担っている60人のブランドマネージャーの皆さんが登場。抱えている課題から、注目のメディアやマーケティング手法、気になる消費動向、そして最新の取り組みまで、ブランドの「今」と「これから」について伺いました。厳しい環境下でも、消費者から愛され続けるブランドを率いるリーダーは、ブランドを取り巻く環境をどう捉え、どう波に乗り、どう壁を乗り越えようとしているのでしょうか。
マスメディア全盛時代! 昭和のブランド力を生かす
マスメディアが圧倒的なリーチ力を誇っていた昭和の時代。そこで構築した「国民的ブランド」の地位は、メディアの分散化が進んだ現在では再現が難しいものではないでしょうか。昭和の時代に「国民的ブランド」をつくることができた背景から、現代における価値、最新のデジタルテクノロジーと組み合わせた活用方法までを考えます。
ネット広告問題 広告界の対応 最前線
インターネット広告市場の拡大、プログラマティックの技術発展、スマートフォンの普及などを背景に、いわゆる「ビューアビリティ問題」への注目が高まっています。この問題の解決を目指すとともに、広告効果の測定指標の業界標準を定めるべく、業界団体や有識者の間では現在進行形で議論がなされています。とはいえ、漠然とした問題意識は持ちながらも、具体的な対応はまだこれから、というブランド広告主企業も少なくありません。現状の正しい理解と、今後の適切な対策を促すため、本特集では、欧米で展開されている議論の内容、および基本的な用語の解説を行います。
コンテンツマーケティング
消費者が知りたい情報を能動的に取得するようになった今、企業目線の一方的な発信だけでは、企業や商品との接点がつくりづらくなっています。
特に難しいのが潜在顧客との接点づくり。そこで注目されてきたのが、より自然に消費者の日常に入り込む、コンテンツの活用です。
本特集では各社の実践ケースをもとに、コンテンツマーケティングのポイントを解説していきます。
いま、実際に売れている商品を分析 シニア市場のリアル
世界でも類を見ない、超高齢社会に突入している日本。それゆえ、そこで生まれる需要、さらにその需要に応える商品も想像が難しく、注目市場でありながら、成功ケースが少ないのが現状です。想像が難しいのなら、“結果”から類推してみたらどうか。特集では現在、シニア層から支持されている商品を取り上げ、“結果”から背後にあるニーズを読み解きます。
どう変わった?広告業界の働き方
国を挙げた「働き方改革」の流れの中で、広告業界の働き方にも社会の大きな関心が集まっています。多くの広告会社で新たに労働環境の改善に向けた動きが始まるなど、取り組みが進みます。人が資産と言われる広告業界が、今後も魅力的な職場として若い人にとって目指される存在であり続けるために「働き方改革」の今をレポートします。
世界の秀逸プロモーションに見る 人の心を動かす「100のインサイト」
どれだけ新しいテクノロジーを駆使したところで、ターゲットの心理や心情の深い理解なしに、心に届くキャンペーンは実現し得ません。それならば人の心を捉え、行動を喚起した広告キャンペーンを読み解けば、その背後には、人の根源的な欲求や心理が見えてくるのではないか...。そんな仮説のもと、世界の秀逸プロモーションを100点弱集めてみました。事例を選定し、さらにその背後にあるインサイトを分析・解説していただいたのは、日本に留まらない活躍をされている12名のクリエイターやプランナーの方々。12名の「選者」の方々に国内外の秀逸事例を解説いただきながら、有意なインサイトを得る方法から、そのインサイトを具体的な施策に落とし込む際のポイントを考えていきます。
「販路」多様化時代のメーカーの戦略
大手メーカーにとっての主要な販路である小売店の業態もスーパーマーケット、コンビニエンスストア、量販店、ドラッグストアと多様化しています。さらにECを始めとした販売・決済テクノロジーの進化によって、メーカー自らも商品を売るためのチャネルを持つことができるようになっています。これまで固定的だった販売チャネル戦略もマーケティング上、重要な項目になっているのです。
そこでダイレクト販売を中心とした、先進企業が考える販売チャネル戦略の今をレポートします。
IoTとマーケティング
マーケティングの現場を大きく変える可能性を秘めているIoT。本特集では、3月に開催されたSXSWのレポートも交え、IoTが企業と顧客の関係をどう変えようとしているのか、そしてその活用によって導かれる新しいマーケティングの世界観を解説します。

マーケティングは、「メタ」で動かす。
社会の流れと個人の人生や日常など、一人の消費者の気持ちを理解するためには、今の環境を超・俯瞰的な視座で見ることが必要ではないでしょうか。
多層化する社会、多面化する個客と「複眼思考」を持って、向き合う。各界の専門家の意見を交え、現代のマーケティング環境を読み解きます。
広告と販売 成功の因果関係
広告が売上にどれだけ貢献できるのか。
─これは、宣伝・広告に携わるすべての責任者・担当者にとって、永遠・普遍のテーマと言えるのではないでしょうか。
もちろん、広告は短期的な売上を達成するためだけのものではありませんが、 施策の成果を社内に示すことができなければ、新しい取り組みも、長期的目線での取り組みも、実行が難しくなるばかり。
デジタル広告のリスクマネジメント
データ活用技術の精度が急速に高まったことで、ターゲット別の広告配信が可能となり、 ある程度、成果がコントロールできるのがデジタル広告の良さ。
一方で、コンバージョン直前の広告に投資が集中してしまう、数字ばかりに目が行き、 消費者の「気持ち」に対する配慮に欠け、不快感・嫌悪感を与えてしまう... といった新しいリスクも顕在化してきています。
人工知能、広告界と予測。
広告界でも2016年に入り、「人工知能」を活用したソリューション・サービスの話題が増えました。 では、具体的にどのような局面での活用が考えられ、またその技術は広告界の仕事や働き方にどう影響を与えるのでしょうか。 産業や生活のあり方を大きく変容させる可能性を秘めた、人工知能の広告界への影響をレポートします。

ロングセラー商品の活性化アイデア
ロングセラー商品の場合、「知っているけれど、最近距離が遠くなった」商品を手に取るきっかけは、つくりづらい。 発売から10年、20年と経過する中で、新しい接点づくりのアイデアが必要とされています。 ロングセラー商品のマーケティング担当者の課題と取り組みを中心に「認知」のその先、店頭で手に取ってもらうという行動を促すアイデアを紹介します。