ハイキングするように本に出会う仕掛けで 読書文化を次世代につなげる店へ
4年間の空白時期を経て、三省堂書店神田神保町本店が新たなスタートを切った。小規模書店の閉店が相次ぐなか、大型書店の本丸として選択したのは、テナント料による収益の地固めとリアル書店ならではの本との出会いの偶然性の強化だ。店内の回遊をハイキングに例え、山脈のようにそびえ立つ本棚で物量を強調し、デジタルでは見えない知の領域の広大さを認知させるような店づくり。著者との対面イベントスペースを常設するなど、本好きの世界をさらに拡張する仕掛けをちりばめた。