
バーチャル技術で進化 クリエイティブ表現と「体験」の場
コロナ禍で、さまざまな企業コミュニケーションがバーチャルへ移行、あるいはリアルと併存するフェーズへとシフトしている。「ニューノーマル」といわれ、従来のコミュニケーションのあり方に戻ることは難しい今。既に技術的には可能であったVR、ARといった手段の積極的な活用も進んでいる。これによりプロモーションや購買の接点が広がり、バーチャルの"体験"の場を生み出している。リアルの価値の代替となり、さらにはリアルにはなかった新たな価値を生み出す、クリエイティブアイデアの力が試されている。

BtoB企業のパーパスドリブンなメッセージ開発
Withコロナ、アフターコロナにおいて、企業コミュニケーションは大きく形を変えた。業績への影響の大小にかかわらず、BtoB企業も例外ではない。一方で、従前から企業理念、パーパスを確立している企業のメッセージは強固であり、ブランドは揺るがない。その強い意志を拡張し、時にはメディアを変えて発信し続けている。従業員、取引先、学生、地域住民、投資家などあらゆるステークホルダーにメッセージを届ける、BtoB企業を支えるクリエイティブ、メッセージの力に迫った。

New normalをつくりだすデザイン
世界規模のパンデミックにより、今までの生活様式が一変する事態に陥っている。余儀なく中止されたこともあれば、逆にこれをきっかけとして進化をしたこともある。そういった変化が起こっている中、企業、ブランドはどのように行動し、発信をしていったのか。今回の特集では、世界、日本におけるNew normalを生み出すデザインとコミュニケーションの事例について取り上げていく。自社の存在意義、パーパスを明確にしていたからこそ、緊急下においても行動を起こすことができた企業、クリエイターたち。彼らの取り組みから、次の一歩を踏み出すヒントを見つけていく。

身近にある暮らし 地域活性化のクリエイティブ事例
首都圏一極集中によって、地域の少子高齢化、過疎化などが問題視されている。しかし現在、新型コロナウイルスの影響によって、地域間における人の流れが途絶えた。このような状況下になったことでリモートワーク化が進み、都市に住まなくとも、各地域での新しい働き方があるのではないかということも議論され始めている。そこで今回の特集では、各地域に根差した、身近な暮らしの中で関われるような地域活性化の事例、その仕組みについて取材をした。長崎県の五島列島、福井県福井市、北海道、静岡県、渋谷区、福岡県春日市など、クリエイティブやアイデアの力によって活性化を促進している裏側を解き明かしていく。

#今できること 企業・クリエイターの次へとつなげるアクション
世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。これまでにない状況におかれ、私たちの生活は大きな変化を余儀なくされている。そして、その影響は言うまでもなく広告界にも及んでいる。自宅でのリモートワーク、プレゼンや打ち合わせのオンライン化、コピーや企画内容の変更、撮影の中止・延期、そして何よりも準備をしても先が見えぬ不安──。
そんな中でも、この状況を打破すべく動き続けている人たちがいる。そして、この事態が収束した時、社会はもちろん広告界においても新しいルール、新しいモノづくりができるかもしれないという可能性も見え始めている。そこで今号では広告界の現状を伝えると共に、アクションを起こした企業やクリエイターの取り組みをきちんと記録しておきたい。

話題のクリエイティブ そのアイデアとロジックを公開
表現が気になるあのCM、効果のあったクリエイティブ施策、どうやって実現したのか知りたいキャンペーン... いずれの企画もクライアントからのオリエンがあり、それに応えるべくつくられた企画書から始まっています。本企画ではクリエイターのアイデアがどのようにジャンプし、その思考が整理されて企画書としてまとめられたのか。そして、それはどのようにプレゼンされ、実現に至ったのか。話題のクリエイティブの企画書やメモを公開すると同時に、さまざまなクリエイターたちが企画を実現するまでの思考を辿りました。そこには、従来のオリエン・プレゼンにはない、ものづくりのかたちが見えてきました。

SDGs時代の新しいパッケージのかたち
紙ストローの採用、プラスチック製ショッピングバッグやツール類の廃止、名刺をFSC森林認証紙への切り替えるといったニュースを、この1年くらいの間によく耳にするようになりました。多くの企業がSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)で設けられた各ゴールに向けて取り組むようになり、さまざまな施策が始まっています。その中で「脱プラスチック」「フードロス」「リサイクル」「リユース」といった点から、素材を切り替える、リサイクル・リユースしやすいかたちにするなど考えていかなくてはいけないのがパッケージです。
ブランドや商品の顔であり、人々が手にするきっかけをつくるものでもあるパッケージ。こうした流れの中で、エコな素材とデザインのバランスをどう考えていくべきか。また、いま日本の企業はどのような考えで、どこまで進めているのか。本特集では、現段階でこうした取り組みを進めるブランドや企業に話を聞きました。

空間がつくり出す 新しい「体験」型コンテンツ
オリンピックに向けて、建設ラッシュと言われる昨今。東京を中心に新しい商業施設やホテルなどが次々と生まれている。デザインや機能はもちろんだが、近年、こうした空間で注目されているのが「体験」だ。それはエンターテインメント的な特別なものだけではなく、そこで得られる「体験」は企業ブランドなどの理念や思い、技術や新たな価値観など。それは時に目に見えないものであったり、かたちがないものかもしれないが、その空間を訪れることで確実に得られるものだ。本特集では、2019年に日本各地に誕生した商業施設やホテル、パブリックスペースなど8つの事例を取材。その空間がどのようなコンセプトを持って生まれ、訪れた人にどのような体験をもたらすのか、企画に携わった人たちに話を聞いた。

注目のU35クリエイター デジタルネイティブの仕事と思考
東京五輪が開催され、新しい年代が始まる2020年。あらゆるシーンで新しいクリエイティブの力が求められる年になりそうです。そんな年の初めとなる今号、ブレーンでは4年ぶりとなる「U35 クリエイター」を特集します。35歳以下のクリエイターによるプロジェクトチームを中心に、そのクリエイティブ観、働き方に対する考え、どこを目指しているのかなどを取材しました。その他、54名のクリエイターたちにもアンケート形式で回答をいただきました。
クライアントの皆さんはもちろんのこと、一緒に働くクリエイターの皆さん、そしてデジタルネイティブとは普段あまり接点のない皆さんにも、ぜひご覧いただき、新しい世代との出会いのきっかけとして、ご活用いただきたいと思います。

読者が選ぶ広告グランプリ2019
令和という新しい時代を迎えた2019年、あなたにとって「ベスト広告」は何でしたか?ブレーン編集部では、今年も「読者が選ぶ広告グランプリ」アンケートを実施しました。学生、クリエイターの皆さん、さらには広告主の皆さんまで、さまざまな立場の方が選んだ「ベスト広告」を集計。その中から2019年のベスト5を選び、ここで発表します。今年も編集部のトーク形式で、読者の皆さんから寄せられたコメントと共に2019年の広告、そしてトレンドを振り返っていきたいと思います。広告を取り巻く環境がどんどん変化し、さらに進化する中で、2019年のさまざまな出来事を見つめ直し、来たる2020年を迎えるための準備として、この特集を活用いただければと思います。

見る人のモーメントを捉える映像表現
この1年くらいの間に、駅や電車、施設内にはサイネージが急増、家のテレビやスマートフォン以外でも映像を目にすることが当たり前になってきました。それに伴い、最近ではテレビCM、バンパー動画、SNS用の動画というように、映像をメディアやデバイスに合わせて新たに制作したり、編集することも増えていると聞きます。さらにはバンパー広告を専門とする会社が誕生し、スタートアップ向けのテレビCM出稿サービスが生まれたり、ビデオグラファーという新しい肩書を持つ人たちも登場。まさにいま、広告の映像を取り巻く環境や制作の体制が大きく変わりつつあります。そこで今号では、CMや動画に関連する新しい動きを捉えると同時に、映像において新たなる試みに挑んだクリエイティブを紹介します。CMにとどまらず、多様な動画の活用に向かう現在、そしてこれからの映像表現を考える上で何が求められるているのかを考えていきたいと思います。

プロダクト開発 クリエイターの仕事
新しい商品の開発は、企業やお店にとって常に大きな課題です。特に現在のように新しい商品が次々と生まれる中で、消費者の印象に残る商品、さらには購入してきちんと使ってもらえる商品を生み出すのは至難の業。技術やデザインの新規性、ユーザビリティはもちろんのこと、最近ではリサイクルやエコも視野に入れて考えていく必要があります。こうした現状の中、本特集では新しい視点で開発されたプロダクトやサービスに着目。企業とクリエイターがパートナーになり、二人三脚で開発した商品だけではなく、クリエイターの提案によって生まれたプロトタイプがどのように活用され始めているのか。その2軸で、開発までのプロセスとクリエイティブを紐解きます。

新領域ビジネスをつくるクリエイティブディレクター
従来は「広告およびコミュニケーションのクリエイティブ全体を統括し、実現する人」として位置づけられてきたクリエイティブディレクター。近年はコミュニケーション領域の広がりと共に、その活動領域や手がけるクリエイティブの範疇が変わってきています。新規事業や商品の開発はもちろん、経営、インナー活性化、人事や総務にまつわることなど、これまで企業や社会の表には見えなかった部分で、いまクリエイティビティが必要とされています。今号には、こうした領域を切り拓いている8組のクリエイティブディレクターが登場。いまの時代に求められる「クリエイティブディレクション」とは、どういうものであるのか。その定義を聞きました。

時代の先を行く企業に学ぶ 世界のクリエイティブ
世界最大級の広告祭であるカンヌライオンズは、2018年に会期や部門などを大きく刷新。今年も新たに2部門が設けられるなど、広告界の動きに合わせて変化し続けている。エントリーされる作品は、いずれも大きな成果をあげたブランドキャンペーンや最先端の手法で制作されたクリエイティブなど。そこには、新たな切り口やアイデアを見ることができる。近年は社会課題が大きなトレンドになっているが、いまも変わらずカンヌライオンズは、広告界にとっての新しいケーススタディが溢れる場であることは間違いない。
その現場に行かずとも、受賞およびエントリー作品や審査員が何を語ったかを知ることは、これからの広告を考える上での大きなヒントになるはずだ。本特集では今年のカンヌライオンズの受賞作品を振り返るともに、参加者や審査員による作品・セミナーの分析と解説を紹介する。

「ポスト2020」のアートディレクション
2000年代前半、広告界では佐藤可士和さんを筆頭にアートディレクターの仕事が広く世の中から注目されるようになりました。新聞広告やポスターを作ることのみならず、OOHでのダイナミックな展開やグッズ・商品開発、さらにはブランドや企業のCIなどまでを手がけ、アートディレクションの可能性とアートディレクターの関わる領域が大きく広がっていきました。
さて、そこから20年近くを経た現在、広告のメディアは大きく変わっています。ポスターからサイネージへ、そしてWeb、さらにはスマートフォンで見るSNSでの広告や動画、プロダクトなど、アートディレクションの表現領域がさらなる広がりを見せています。向き合わなくてはいけない領域やメディアが増える中で、今アートディレクターたちはどんな考えで、自身のアートディレクションを確立しようとしているのか。本特集では、30~40代のアートディレクター9人に、今、そしてこれからの「アートディレクション」について聞きました。

新時代「令和」に生きる ブランドの新しいかたち
時代や社会の流れの中で、企業やブランドがそのあり方を問われている昨今。さまざまな背景や事情からリブランディングし、新たなかたちでスタートを切る企業やブランドが出てきている。これまで培ってきたものを生かして新たなかたちを築き上げるブランドがある一方で、これまで培ってきたものを潔く捨てて、ゼロに近い状態から立ち上げているブランドもある。一つとして同じやり方ではできないのが、リブランディングだ。
本特集では、さまざまな背景から、リブランディグに取り組んだ6つの事例を紹介。それぞれの考え方とクリエイティブの進め方を見ていきたい。