香りで差別化が図られてきた柔軟剤市場に、I - n e は「再生」「よみがえり*」といった機能価値の切り口で挑んだ。「お気に入りの服をより長く愛用できる柔軟剤」というコンセプトのもと、2025年2月の発売からわずか10カ月で累計100万個を突破した「ReWEAR」。需要予測、SNSでの発話を逆算した商品設計、ZOZOTOWNやTikTok Shopといった戦略的チャネル選定が、計画比2.3倍という成果を生み出した。衣類廃棄問題という社会課題と生活者のインサイトを結びつけ、新カテゴリーを創出したヒットの仕掛けを紐解く。
*毛玉、毛羽立ちを除去すること。コットン衣類で洗濯実験環境下で複数回洗濯にて検証。綿や麻など植物由来繊維を含むものを対象としますが、効果は衣類の素材によって異なる場合があり、すべての繊維に対して効果を保証するものではありません。
DATA
商品名:ReWEAR 再生柔軟剤ク
ラシックローズ&ムスク/フレッシュシトラス&グリーン/ホワイトシャルドネ&ダージリンティー
希望小売価格:500mL/800円(税別)
主な販路:ドラッグストア、スーパーマーケット、ECモール各社、自社ECなど
*1 ReWEAR全カテゴリの累計販売数実績より(2025年2月~2025年12月/12月10日時点自社調べ)
*2 2025年4月~9月の売上計画比(自社調べ)
*3 TikTokshop市場月間ランキング(日用雑貨)集計期間:2025年10月1日ー10月31日(Fastmoss調べ)
香り特化市場に「再生」という新価値を投入
──「ReWEAR」とはどのようなブランドなのか、特徴を教えてください。
「ReWEAR」のコンセプトは、「お気に入りの服をより長く愛用できる柔軟剤」です。2025年2月にまずはZOZOTOWNで発売し、同年1月から一般発売を開始しました。現在は漂白剤も展開しており、ファブリックケアブランドとして打ち出しています。
最大の特徴は、衣類の毛玉や毛羽立ちを分解する酵素が配合されていること。「再生」「よみがえり」といったキーワードで表現していますが、衣類がしっかりケアされ、長く愛用できるという価値を提供しています。
ターゲットは30~50代の主婦層をメインとしつつ、ファブリックケアの観点から、アパレル関係者やモデルなど、日頃から衣類に気を使っている方、おしゃれ着を多く持っている方もターゲットとして捉えています。
──衣類ケア市場は大手企業も多く、成熟したカテゴリーです。なぜ「ReWEAR」に勝機があると判断したのでしょうか。
「ReWEAR」立ち上げの背景には、衣類廃棄問題という社会課題がありました...

