僕がナチュラルにキャッチされたコピー
東京。銀座線渋谷駅。初めての独り暮らしと慣れない仕事と記録的な猛暑でヘロヘロになった僕の目は、頭に鉛筆を何本も挿した女の子と、そのコピーに釘付けになった。第42回宣伝会議賞のポスター。コピーのこともコピーライターという仕事のこともまるで知らない僕がナチュラルにキャッチされた瞬間だった。まさに惹句。とにかく話が早かった。初めて応募した宣伝会議賞の結果は散々だったけれど、このポスターとの出会いがなければ、このポスターの前で足を止めることがなければ、僕は今どこでなにをしているかわからない。