時代の変化はかつてないスピードで進んでいる。AIをはじめとするビジネスツールが目まぐるしく進化し、最先端に見える手法も実行に移す頃には陳腐化しかねない。そうした激しい変化のなか、コーセーグループは、外部の力を取り入れる「脱・自前」という大胆な舵取りに踏み切った。その象徴となる、タイ発ブランドの日本初路面シグネチャーブティック「PAÑPURI 青山」に注目したい。
2026.08.28 Open PAÑPURI 青山
店内中央の円形什器には、PAÑPURIのオードパルファムと体温で温められることで柔らかく香る「エクストラクトパフュームオイル」が並ぶ。木の質感と柔らかな照明が、装飾を削ぎ落とした静謐な空間を演出している。
店舗左奥の棚にはキャンドルやルームフレグランス、華やかな布に包まれたサシェがずらりと並ぶ。陶器の器はいずれもほのかな光沢感のある黒に統一され、木の温もりを感じさせる棚とやわらかな照明のなかに、静かな存在感を放っている。ブランドで最も人気の「サイアミーズウォーター」のキャンドルも青山店限定デザインで販売している。
いまの潮流をビジネス戦略に取り入れても、それは実際に世に出る頃にはあっという間に古くなってしまう。企業が目指す方向性である「北極星」は変わらなくても、AIなどビジネスツールや市場環境が急激に変化するなかで、企業には柔軟な戦略転換が求められている。
コーセーグループは、新中長期ビジョン「Milestone 2030」で「ビューティコンソーシアム構想」を掲げ、志を同じくする企業やブランドと相互に連携し、持続的な企業価値向上をめざしている。その実現に向けて、外部の...


