「歓迎されるコラボ」と「嫌われるコラボ」の違いとは? 推しきっかけの購入をブランド資産にするために

公開日:2026年10月30日

  • 高野修平氏(トライバルメディアハウス)

近年、アーティストやアイドルなどを応援する「推し活」が広がり、そういった推しをCMなどに起用することで、ファンの熱量を追い風に販売促進や売上拡大を図る企業も増えた。しかしそのような企業の中でも、ファンから「歓迎される企業」「嫌われる企業」がある。両者の違いはどこにあるのか、トライバルメディアハウスの髙野修平氏に話を聞いた。

推し活が広がる中、誰かの“推し”であるキャラクターやアーティストとコラボする企業の事例が増えている。その一方で、推しを応援しているファンの集合体であるファンダムの反発を招くコラボも出てきた。

こうした時にファンの心の中にあるのは「この企業は推しのことをわかっていない」「企業や広告に推しが利用された」といった感情だ。

反発するファン心理 なぜコラボしたかを明確に

なぜ、ファンからの反発が生まれてしまうのか。トライバルメディアハウスの髙野修平氏は「推しとコラボすることでファンダムの応援の気持ちを利用しようとする姿勢が企画から透けて見えると、反感を生むことがある」と話す。

「大前提として、誰かにとっての推しやファンダムを利用し、自社製品を購入してもらおうとする姿勢は望ましくありません。ファンによる消費行動は、企業が推しとコラボしてくれたことへの感謝の表れであり、ファン...

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ファンダムマーケティング

今や「推し活」は、グッズ購入やイベント参加にとどまらず、移動・宿泊・広告出稿など、その活動の幅は大きく広がっています。2025年の市場規模は約4.1兆円(推し活総研調査)に達し、国内の日帰り旅行市場に匹敵する一大市場です。本特集では、ファン心理と購買メカニズムを読み解きながら、企業がその熱量をどのように商品開発や店舗・体験づくりへ活かしているのかを取材。単なる人気や話題への便乗ではない、これからのマーケティング・販促を支える「ファンダムマーケティング」の実践を探ります。

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