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いま、LTVに向き合う理由―ダイレクトマーケティング進化論―

アプリは「顧客を知るツール」と捉えるなぜ、チュチュアンナは3年でLTV伸長率135%を実現できたのか

  • 西岡和也氏(チュチュアンナ)

チュチュアンナの「tutuanna公式アプリ」は、2024年2月時点で330万ダウンロードを突破。さらに同アプリを経由したECの売上が全体の50%を占め、LTVの伸長率は3年間で135%伸長している。なぜ同社はアプリを使ってLTV向上させながら、販売促進も実現できたのか。同社デジタルマーケティング部 西岡和也氏が話す。

クッキー規制によって1stPartyデータを取得する必要性が高まったことで、自社アプリを開設し、マーケティングや販促施策に活用する企業はますます増えている。

女性向けのアンダーウェアや服飾雑貨、靴下などの商品を展開しているチュチュアンナもそのひとつ。2017年に開設した「tutuanna公式アプリ」は、2024年2月時点で330万ダウンロードを突破。年間のユニークユーザーは100万を超える。

さらに驚くべきは同アプリを経由したECの売上が、全体の50%を占めること。そのおかげで、LTVの伸長率は3年間で135%伸長している。

デジタル化した会員証から「顧客を知る」ツールへ

同社の西岡和也氏によると、アプリ開設当初の目的は紙の会員証をデジタル化して、顧客データを一括で管理することだったという。

「アプリでは、紙で配布していたときの会員証のようなポイント機能に加え、ユーザー自身の購入履歴の確認や、アイテムのお気に入り登録、アンケート、そしてアプリ経由で買い物ができるEC機能を整えました。ユーザーにとって使い心地が良いように設計を意識することを最優先に...

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いま、LTVに向き合う理由―ダイレクトマーケティング進化論―

人口の減少や消費への価値観が多様化するのに伴い、ますます新規顧客の獲得が難しくなっています。そこで注目されている指標がLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)。既存顧客とのエンゲージメントを高め、購入頻度や購入単価、サービスの継続率を高める施策へとシフトしている企業・ブランドが増えています。マーケティング担当が気にしがちな、このLTVですが、購入頻度を高めるために「また買いたい」と思わせたり、購入単価を上げるためにアップセル・クロスセルを促す「もっと欲しい」を生む重要な役割を担っているのは、小売・流通と相対している販促担当者や、エンドユーザーに向き合っているEC・D2C担当者も同じであるはずです。本特集では、新規獲得がさらに厳しくなる時代に「LTV向上」という目標に向かって、販売促進はどう向き合っていくべきなのかを考えます。

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