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デジタルとの相乗効果 接客の最前線

毎月勉強会で磨く『症候学』コメヤ薬局 専門性高い接客が強み

石川県内にドラッグストアチェーンを展開するコメヤ薬局(石川・白山)は、地域貢献型の店づくりとして、品揃えや接客の専門性を高めることで、「一番身近な医療機関」を目指している。

    接客のポイント

    ●通常学ぶ機会のない領域を学ぶ勉強会の実施
    ●来店客の症状から適切な医薬品を提案できる人材を育成
    ●専門性を高める接客で差別化を図る

売り場での接客のようす。400年の歴史を持つコメヤ薬局は「地域医療貢献専門性型ドラッグストア」を目指している。

ドラッグストアは単なる小売りではない

近年、食品や生鮮品など取り扱い商品を増やしているドラッグストアだが、核となるのは医薬品である。周縁には、身体の調子を左右する健康食品や化粧品などもある。自身の健康に影響を及ぼす商品を扱うドラッグストアに、消費者として期待するのは、やはり専門性だろう。

Webやソーシャルメディアが、生活において存在感を増しているいま、医療や健康にまつわる話題にふれる機会は増えた。しかし、結局のところ、真贋を見極めることは困難だ。特に医薬品などは、憶測や口コミで自分に合いそうな商品を選んだり、「CMでやっていた」「医療用で出ていたから」という理由で購入したりするケースは少なくない。

「大切な健康を管理するためのお薬が、ただの小売商品になってしまう」と危惧するのは、コメヤ薬局(石川・白山)の長基健人・常務取締役社長室長だ。

「OTC(Over The Counter)は、単に処方せんなしで販売できる、ということではなく、文字通りカウンター越しの1対1の販売、ということだと思います。つまり、売り手は、お客さまの症状や状態、生活背景、持病や併用薬などをきちんと確認し、その方の病気やトラブルの原因を推定して、正しく効果的な治し方をお伝えしたり、適切なお薬を紹介するべきです」(長基氏) …

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デジタルとの相乗効果 接客の最前線

来店客の利便性向上や満足度向上のため、実店舗でのデジタル活用はもはや当たり前に。AI(人工知能)やロボットなどテクノロジーを活用した業務の効率化も日々進んでいる。しかし、いかにテクノロジーが発展しようとも、実店舗における「接客」には「人」にしか生み出せない大きな価値がある。では、どのように「接客」の価値と店舗のデジタル化をかけ合わせていけばいいのか。本特集では、実店舗でデジタルを活用・推進しながらも、「接客」の価値も高めている事例について紹介する。また、これから現場で求められる人づくりや接客についてもみていこう。

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