「見た目」か「中身」か。スライドや企画書を用いてプレゼンテーションを行う際、もっとも重要なのは言うまでもなく「中身」だ。しかし、優れた実績や提案、アイデアをもっていても、それが適切に相手へ伝わらなければ、相手の心を動かすことはできない。そこで重要になるのが「見た目」だ。情報を短時間で正確に伝え、情報の価値や魅力を劣化させずに相手に届けるためには、企画書の読みやすさや見栄えも重要になる。
本記事では、研究活動に欠かせないプレゼンテーションや資料作成に役立つデザインルールを発信してきた千葉大学の高橋佑磨氏が、広告クリエイターのプレゼンテーションにおける、“優しい”企画書・資料デザインの基本を解説する。
伝えたい情報を正確かつ円滑に届けるためには、聞き手の多様性にも配慮しつつ、資料の見づらさや読みづらさを徹底的に排除することが重要です。認知負荷の高い資料では、聞き手の集中が途切れ、内容が十分に伝わりません。
一方で、見やすい資料を参考にしても思うように整わないことがあります。これは、見やすさの理由を十分に理解しないまま、表面的...


