立地に応じた店舗へと旗艦店を再定義 コーディネート提案で魅せる店づくり

公開日:2025年12月04日

    2025.10.17 Renewal Open Francfranc 青山店

    AIの登場により、ビジネスの在り方の再編がさらに進むいま、実店舗の位置づけがまた大きく変化している。かつては同一スタイルの展開が勝ち筋とされていたが、現在では地域やターゲットに合わせたものや体験価値を付加するなど店舗ごとの独自企画の導入も増えている。創業30年を超え、アイングループへの参画から1年を迎えたこの夏、最高益を更新したFrancfranc(フランフラン)は、店舗の見直しを通じて新たなフェーズへ挑んでいる。

    以前は雑貨の平台展示や棚が多く並んでいた1階エントランス前も、ダイニングやリビングのコーディネート空間に変更。明るいホワイト基調に床材も一新し、通路幅も広く取ることでゆったりとした雰囲気になった。

    ファサードはシンプルに設計し、柱や大きなガラス面を際立たせた。街の中でインテリアブランドらしい存在感を放ちながらも、街の景観に自然と溶け込むデザインを目指した。季節やイベントに合わせて柱のカラーが変化するエントランス演出も導入。

    来店客にリニューアルオープンの高揚感を感じてもらうため、エントランス前には「プレゼントのリボンを紐解く瞬間のように、ワクワクした気持ちで新たなフランフランに巡り合ってほしい」という想いを込めた期間限定モニュメントを設置。11月14日からはクリスマス仕様に変更された。

    オブジェ裏にはフランフランのインテリア専門スタッフFISによるコーディネート相談を紹介する掲示を設置。パネルでは「大人かわいいモノトーンコーディネート」をテーマに組んだインテリア例について、視覚だけでは伝わりにくいポイントを言語化してその魅力を提示。担当スタッフの写真入りで紹介している。

    青山店のリニューアル記念限定グッズとして、ブラックやグレーをアクセントにしたエレガントなモノトーンの...

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