日本に「セレクトショップ」という新しい概念を広げたビームスが、2026年に50周年を迎える。コミュニティを軸に据えた新ビジョンを体現する場として、2024年11月30日、新機軸を掲げた店舗「ビームス ライフ 横浜」を横浜にオープンした。食や古着など新たな要素を加えたメガストアでありながら、目指したのは「スタッフの顔が見える劇場のような店づくり」だという。


カウンター型の飲食スペースは「横浜モアーズ」1階に面しており、外から直接入店もできる。ナチュラルワインなどを揃え、小皿料理メニューを提供するほか、店舗で購入したもののイートイン利用もできる。

商品をセレクトしたスタッフの名前と選定理由を記載したPOPを各所に配し、個人の好みに寄ったセレクトへのこだわりを感じさせるつくりに。
時代の変化による価値観の多様化は、流行に大きく左右されるファッション業態に常に影響を与えてきた。特にここ20年のデジタル化により、購買動向も変化。店員によるSNS投稿など、店頭での接客に加えての提案も広がっている。そんな中、国内のみならず海外にも進出しているビームスが50周年を前に、新たなコンセプトショップを出店した。
2024年11月30日に同社がオープンした「ビームス ライフ 横浜」は、横浜駅西口の商業施設・横浜モアーズ内にある。同施設の顔となる1・2階をまたいだビームス最大規模となる複合店舗で、ビームスの複数レーベルと趣味性の高い古着・古本の展開、別注品を含めた食物販に加えて、通りに面した飲食スペースの運営など、新たなコンテンツを導入したエンターテインメント提案型の店舗だ。…