尾崎敬久さんが「永遠のお手本」にするコピー
「これはオモシロイわー。何回見てもオモシロイわー」と母が言うんです。禁煙パイポのCMを見て。昭和59年。母、44歳。私、14歳。どちらかと言うと真面目で、バラエティ番組のアツアツのおでんをむりやり食べさせる的なお笑いを毛嫌いしていた母が、このCMに関しては、本当に楽しそうに笑うんです。出演者は3人の男性サラリーマン。「わたくしは、この禁煙パイポで(パイポを見せる)、タバコをやめました」「わたしも、このパイポで(パイポを見せる)、タバコをやめました」「わたしは、コレで(小指を立てる)、会社をやめました」の後に、「やめたい人の禁煙パイポ〜♪」という非常にシンプルな企画。