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広告をアップデートするテクノロジー

新しい技術を吸収したい気持ちが最大のモチベーション

常に新しい技術に挑戦し、話題の仕事を送り出してきたBIRDMAN。R&D部門はないが、日頃のクライアントワークで新しい技術を常に取り入れ実践している。それがメンバーのモチベーションにつながっているという。

左から、BIRDMAN クリエイティブディレクター/アートディレクター 長井崇行さん、CTO コバヤシタケルさん。エントランス脇にある、車庫を改造した開発ルームにて。

R&D部門は持たない 新しい技術は実案件で実践する

最先端のデジタルプロモーションを手がける精鋭チーム「BIRDMAN」。斬新で話題になる広告を次々に世に投げかける同社だが、社内にR&D部門はないという。CTOのコバヤシタケルさんは「自社で研究開発したものをサービス化して企業に売ることはしていません。企業ごとにワンオーダーのものを開発しています。社内には新しい技術が好きなスタッフが多く、R&Dはしませんが、実案件の中で使ってみたい技術を実現、実践しています」と話す。

BIRDMANに来る案件は、「ディープラーニングを使った企画を考えてほしい」「イベントでサイネージを使って話題化してほしい」など、ある程度ざっくりしたお題として持ち込まれることが多い。ゴール地点はある程度見えているが、そこにたどり着くための方法は自由という状態だ。

プランニングは、社内ブレストからいつもスタートするという。ブレストに参加するメンバーは、テクニカルディレクターなどディレクター陣だけでなく、エンジニアなどの現場スタッフもいる。お題に対してどんなアイデアがありえるか、その中でこの技術が使えそう、この技術を使ってみたいなど、意見や希望を出し合っていく。その中で企画の大枠を固め、提案していくという。

例えば、タイで行ったトヨタのハイブリッド車のプロモーションでは、通行人の服装や動きに対してインタラクティブなメッセージを話しかけるサイネージを開発。服の色やメガネ、帽子を画像解析し、メガネの判別にはディープラーニングを使用した。

社内にはデザイナー、デベロッパー、エンジニア、CG、映像と各領域のスタッフが揃い、ブレストで生まれた企画を社内で実装しフィニッシュまで持っていける体制になっている。3年半前にBIRDMANに入社したクリエイティブディレクター/デジタルディレクターの長井崇行さんは、前職はクリエイティブエージェンシーで、「もっとエンジニアと話しながらものづくりがしたい」と入社した。

「BIRDMANには、ものづくりに必要なメンバーが社内に揃っていると知って、ここならエンジニアと近い距離で仕事ができると思い転職を決めました。ブレストでは、自分の知らない新しい技術の話もどんどん出てきますし、各メンバーが違う方向からアイデアを持ってくるのが面白いですね」 …

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広告をアップデートするテクノロジー

テクノロジーと広告の関係性が変化している。テクノロジーは、これまでのように、広告に新しい表現や新しい体験をもらたす存在にとどまらない。今では「AI クリエイター」などの形でクリエイティブ開発プロセスの一部を担ったり、エージェンシーの組織のパフォーマンスを上げるためのツールとしても使われるようになっている。

一方で、デジタルプロダクションに目を向ければ、自社開発の独自技術を持つことで、他プロダクションとの差別化を図ったり、クライアントとプロダクトを共同開発するケースも増えてきた。テクノロジーは、プロダクションの立ち位置そのものも変えている。

本特集では、第一線で活動するデジタルプロダクション各社の現場を訪ね、また広告会社内で進むAI ×クリエイティブ開発の動きを取材した。現在進行形で進む、広告界のアップデートの最前線をレポートする。

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