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SDGsの達成へ クリエイターが考える持続可能な社会

ブランドを通じて「共に生きる」価値を伝える

2015年に発足した、ボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST」。20年1月23日に5周年を迎えたことを機に、そのアイデンティティを見つめ直し、「共に生きる」ことの価値を伝えるべくブランドキャンペーンを実施した。

ブランドの価値を掘り下げる

I-neが展開する「BOTANIST」は、「植物と共に生きる ボタニカルライフスタイル」をコンセプトとするブランドだ。2015年1月にシャンプーとトリートメントを発売して以降、ヘアケア・ボディケア・フェイスケアなど、商品を順調に拡充。2020年度の売上高は、前年度比3.3%増の121億円、シャンプー・リンスカテゴリのオフラインでのシェア3位(インテージ調べ)など、市場でも存在感を示している。

ブランドの5周年を機に、2020年の1年間にわたって「共に生きる」をテーマにしたブランドキャンペーンを実施した。I-neのBOTANIST ブランドディレクター 東野藍子さんは、実施の理由を「植物学者の意を持つBOTANISTは、発足当初から植物の恵みを活かした暮らしを豊かにするアイテムを提案してきました。それから5年、市場にボタニカルをテーマにした他のブランドも増える中で、改めてブランドのコンセプトを知っていただき、植物の価値をより本質的な意味で感じていただきたい。そしてこの時代だからこそ、『共に生きる』ことの意味を考えるきっかけにしてもらいたい、と考えたからです」と説明する。

キャンペーンでは、1年間で4種類の動画を発表。初回ではヴィーガン料理を手がけるYOKOさんに取材し、20年1月に「多様性」をテーマにした約17分の動画を公開した。またそのタイミングで「ヴィーガン シャンプー」「同 トリートメント」を発売している。同年2月には「創造性」をテーマにした動画を公開し、合わせて「ゴッホデザインシリーズ」を発売。生涯を通して植物を愛したといわれるフィンセント・ファン・ゴッホに着目した。

「動画の4種のテーマは、これまであまり言語化されてこなかったブランドアイデンティティについて、ブランドチームや、各分野で知見の深いメンバーで議論をする中で決めたものです。ブランドとしてお客さまに印象づけたいキーワードや、キャンペーンの時期に予定していた商品の発売も含めて、ブレストを通じて掘り下げました。結果、先述の『多様性』『創造性』と『共存』『持続可能性』の4つのワードに収束させました」と話す。

これまでニーズと...

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SDGsの達成へ クリエイターが考える持続可能な社会

2030年をゴールとし、国連が推進しているSDGs(持続可能な開発目標/Sustainable Development Goals)。2020年にはSDGs達成のための「行動の10年(Decadeof Action)」がスタートし、企業は規模を問わず行動、実践のフェーズへと移行しつつあります。2021年、企業の課題解決に取り組むクリエイターにとっても無視できないトピックであるといえるでしょう。そこで本特集では、クリエイティブ、デザインの視点からサステナブル(持続可能)な価値を提案している事例を取材。SDGsの基本原則である「誰一人取り残さない世界の実現」に向けて、クリエイターが今、取り組むべきこととは。

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