ふわふわで手のひらサイズのコロンとした可愛らしさで人気の「mojojojo」を手掛けるぬいぐるみ作家の尾崎歩美さん。バイヤー経験を活かした量産化や異色コラボで注目を集める尾崎さんは、広告にも高い関心を寄せる。異業種から見た広告の価値やコミュニケーションの在り方について見解を聞いた。
転機となった偶然のWeb広告 人気キャラクター誕生のきっかけ
2013年に誕生したぬいぐるみブランド「mojojojo」。愛らしさとほっこりしたデザインが人気で、2024年7月にカプセルトイとして登場したmojojojoフィギュアマスコットはSNSで一気に注目を集め、累計売り上げ100万個を突破。ポップアップイベントでは商品が即日完売するなど人気が高まっている。2026年6月には、「日本キャラクター大賞2026」の『ニューフェイス賞』を受賞した。
尾崎さんが「mojojojo」を立ち上げたきっかけは、転職に失敗したことだった。結婚を機に、愛知県から埼玉県へ引っ越しした尾崎さんは、新たな地で働く場を求めたものの、希望に合う条件で働ける職場を見つけることができなかった。転職活動に行き詰まりを感じていた時に、ふと目に止まったのがハンドメイドマーケットサイト「minne」のWeb広告。もともと手芸が好きだった尾崎さんは、自分でつくって販売してみようと思い立ち、「mojojojo」名義でアクセサリーや服飾雑貨を制作し始めた。
「ブランドを立ち上げた当時は、粘土でブローチなどをつくっていました。子どもができて、ぬいぐるみを与えようとお店に行ったのですが、自分が欲しいと思えるもの...


