アイドル一人ひとりの魅力を引き出す音楽づくり タイトルや歌詞はキャッチコピーと同じ

公開日:2025年11月04日

  • ヤマモトショウさん

「世界一かわいい曲をつくる」ことをセルフスローガンに、アイドルの楽曲提供やプロデュースを手掛けるヤマモトショウさん。音楽づくりを起点に、広告や小説といった異ジャンルにも挑戦してきた。思わずメロディーをつけたくなるようなキャッチコピーの出会いにワクワクするというヤマモトさんが、いま広告について思うことを聞いた。

好きな音楽を仕事に“アイドル”のフィールドで活躍

作詞家やアイドルグループ「fishbowl」のプロデューサーとして活躍中のヤマモトショウさん。これまでも特にアイドルへの楽曲提供を数多く手掛けており、2022年に作詞・作曲を担当した、アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」の『わたしの一番かわいいところ』はリリース直後からTikTokで人気が急沸騰。メディアからも注目を受け、人気テレビドラマの中でも使用されるなど、「FRUITS ZIPPER」がブレイクする大きなきっかけとなった。

音楽好きの両親のもとで育ったというヤマモトさんは、中学生になると自身でもバンドを組み、音楽にどっぷりと浸かる学生生活を送った。最初は好きなバンドのコピーから入ったが、大学時代に本格的に活動を展開するにあたり、オリジナル曲での勝負を視野に、作曲を手掛けるようになる。大学卒業後は「ふぇのたす」としてバンドデビューし、ライブハウスに出演。3年ほどの活動期間ののちに解散すると、ソロプロジェクト「SOROR」を立ち上げてゲストボーカルとセッション形式で発信したり、アイドルへの楽曲提供もスタートさせた。

もともとアイドルに興味があったわけではないというヤマモトさんが、アイドルに関心を持つようになったのは、学生時代のある出来事がきっかけだった。「大学時代に出演した...

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