[SEMINAR DATA] | |
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ゼミ名 | 加藤拓巳ゼミ |
設立 | 2022年 |
学生数 | 2年生:15名 3年生:8名 |

明治大学 商学部
加藤拓巳専任講師
2012年慶應義塾大学理工学部 管理工学科卒業。2017年筑波大学ビジネス科学研究科修士課程、2019年同博士課程修了。三菱電機、本田技研工業チーフ・アナリスト、埼玉大学経済経営系大学院専任講師を経て2022年より現職。現在、パナソニック、NEC、高知県等でマーケティングアドバイザーを務める。
志望業界へ目を向けた「実践」で学生のうちからキャリア形成を
2022年に開設された加藤ゼミでは、将来マーケティング領域での就職を志望する学生に向け、「消費者からマーケターへの転換」を目的とした活動を行っている。ゼミでは実務に即した研究を通し、マーケターとしてのスキルと思考力を身に付けていく。
「新卒でマーケティングに携わることができる人はほんのひと握りですが、若い人の発想は、とても貴重で価値があるもの。“まずは営業で10年経験を積んでから”というのではなく、どんどんマーケティング実務施策に携わるべきだと考えています」と加藤氏。学生には、“実践的”ではなく“実践”をするようにと指導している。
2022年度の研究成果としては、「Netflixのサムネイルが視聴意向に与える影響」や「YouTube広告の挿入位置による記憶と購入意向の効果の違い」など、各自が志望する業界に向けた内容をテーマに研究し、その成果を論文にまとめて、日本マーケティング学会や経営情報学会などで発表を行ってきた。
学生は、ビジネスにおける問題認識から仮説を立案し、それを具現化したクリエイティブを制作、実際の消費者に対して検証を行う。また実務では、企業のSNSアカウントの企画・制作・運営を担っている。必要なスキルや知識は自主的に見出し、加藤氏はその取得をサポートする。
「マーケターとしてのキャリアを形成するために、初対面で自己紹介代わりになるような実績をつくってほしいと考えています。理想はWebで検索したときにきちんと自分の名前で研究成果が出てくること」と加藤氏。「近い将来、当ゼミの卒業生が様々な業界でマーケターとして活躍してくれたらと思っています」と話す。現在は1期生にあたる3年生8人が...