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私の広告観

マーティ・フリードマンさんが語る、日本の広告と音楽ライブの独自性

日本の音楽に惹かれ、移住して14年。そのギターテクニックを駆使して、さまざまなアーティストとのコラボレーションや、イベントへの参加など、精力的に活動するマーティ・フリードマン氏。音楽で人の心を動かすギタリスト、またアメリカで生まれ育った同氏の視点から、日本の広告はどのように見えるのか。

マーティ・フリードマンさん
アメリカ・ワシントンD.C出身。いくつかのバンド活動を経て、1990年「MEGADETH(メガデス)」加入。後に全世界でアルバムがメガセールスを誇るスーパーバンドへと導き、熱狂的なファンに支持されるギタリストとなる。脱退後、2004年に活動拠点を東京に移し、現在はテレビ・ラジオ・CM・映画・日本遺産大使など音楽業界だけに留まらず、マルチな活動をしている。

「前の方が良かった」とは絶対に言いたくない

世界的ヘビーメタルバンド「MEGADETH(メガデス)」のギタリストとして活躍し、2004年に日本へ移住。以降、石川さゆりさんや八代亜紀さんといった演歌界の大御所との共演や、アイドルグループ、ももいろクローバーZのレコーディング参加など、日本の音楽シーンで活躍するマーティ・フリードマン氏。音楽を背景に、バラエティー番組や映画へも出演しているほか、2016年には文化庁から「日本遺産大使」に任命されるなど、その活動のフィールドを広げている。

マーティ氏は、活動の中心にある音楽について、ギターを始めた10代のころから、そのスタンスは何も変わっていないと話す。

「演奏の準備をして、パフォーマンスをする。その過程はずっと変わっていません。国や言葉が変わっても、基本的なコンセプトは同じです。ただし、同じことをずっと続けていても、さらに良くしていく努力は怠りません。『前のアルバムの方が良かった』とか、『前のツアーの方が良かった』とは絶対に言いたくない。

上達しないなら、それはただの怠け者。レベルアップが必要なんです。常に冒険的なことに挑戦して、成長しないといけない。そして新しいチャレンジと成長のチャンスは必ずつかまないといけない。その意識はいつも強く持っています」。

日本を拠点に決めた理由については、「本当に日本の音楽が好きで、日本で音楽をやりたくてたまらなくなって、『住むしかない!』と思った」と語るマーティ氏。日本の音楽の特徴は、アーティストの個性だけではなく、プロデューサーの持ち味も楽曲に現れていることだと話す。

「B’zなどのアーティストももちろん好きですが、楽曲を聞いた瞬間に、誰のプロデュースか分かる、小室哲哉さんやつんく♂さんの独特な作曲が好きです。アメリカにそのようなプロデューサーはほとんどいないので、日本は音楽家にとって良い環境だと感じています」。

日本のテレビCMはリッチ 想像力を掻き立てられる

来日して15年近くが経過し、自身も仕事として関わることもある日本の広告について聞くと、今でも故郷のアメリカの広告と比較しながら見てしまうのだと話してくれた …

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