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私の広告観

滝沢直己が語る「美しい」と「売れる」の交差点

イッセイミヤケのデザイナーを経て、ユニクロのデザインディレクターへ。究極のハイエンドな服作りと、世界中の数百万・数千万の人を対象にした服作りの両方を体験する中で培われた、滝沢直己さんの独自のデザイン哲学・マーケティング哲学を聞く。

ファッションデザイナー 滝沢直己 (たきざわ・なおき)
1960年東京生まれ。桑沢デザイン研究所卒業後、三宅デザイン事務所に入社。2006年NAOKI TAKIZAWA DESIGN設立。フランクフルトバレエ団のコスチュームデザイン、東京大学総合研究博物館との共同研究によるコレクションの制作・発表、ユニクロのデザインディレクター、パリ・カルティエ現代美術財団での展覧会出展など、ファッションデザインの域を超える多面的な活動が注目されている。

ファッションは社会を映す鏡

2011年から、ユニクロのデザインの方向性を指揮するデザインディレクターに就任。ヒートテックやフリースなどの可能性を探る「ライフウエア」プロジェクトを立ち上げた。

欧米のジャーナリストたちにとって、ファッションは「社会面」や「文化面」の話題である。それは、「ファッションが彼らに今も時代の象徴として捉えられているから」だと、ファッションデザイナーの滝沢直己さんは言う。イッセイミヤケから、ユニクロのデザインディレクターへ。ある意味対極とも言える2つの視点からファッションデザインに携わってきた滝沢さんは、社会の中で服の価値が大きく変わってきたと話す。

「オートクチュールからプレタポルテに移り変わり、リアルクローズ、カジュアルウェアの時代を経て、今ではヨガウェアやアウトドアウェアなどのスポーツウェアがファッションの新しいカテゴリーに入って来ています。それは、女性たちが自分自身のことをよく考えられる時代になったということだと思います。仕事を持つ女性が増えたことで、以前は家庭や生活のことを第一に考えざるを得なかったのが、今は自分のために服を買う余裕が生まれている。『ノームコア』(“究極の普通”を楽しむ、シンプルでカジュアルなスタイル)という言葉が注目されているように、人の意識は着飾ることよりもどんどん内側へ向かっています」。

それは、精神の …

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