昨年12月開始のアメリカにおけるコロナワクチン接種率は4月末時点で32%、国が目標とする70〜85%にはまだ遠い。そこで政府はワクチンに対する理解を深め、接種を促進するためのキャンペーンを展開。民間企業もワクチン接種を奨励するためのキャンペーンを独自で開始している。今回は、ワクチン接種を後押しするアメリカ企業・団体の取り組みを紹介する。
昨年春からの新型コロナウイルス感染拡大に伴い、アジア系米国人に対する嫌がらせや暴力事件が急増している。アジア・太平洋諸島系アメリカ人(AAPI = Asian Americans and Pacific Islanders)を擁護する非営利団体「STOP AAPI HATE」がまとめたAAPIへの暴力事件は、2020年で3292件、今年1~2月だけで503件起きている。