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米国広告マーケティング事情

アメリカで流行の『グランフルエンサー』 おじいちゃん、おばあちゃんがSNSで活躍

ソーシャルメディア(SNS)における一般的な認識は「インフルエンサーは若い人が中心」だが、ここ数年50~90代のインフルエンサーが次々と誕生し「社会に大きな影響を与えている」と報じられている。現在アメリカの月平均TikTokユーザーは1億5000万人で、そのうち50歳以上は7.1%(1065万人)を占めている。今では「おじいちゃん・おばあちゃんインフルエンサー」を意味する“グランフルエンサー(Granfluencer)”という造語も生まれ、彼らとタイアップする企業が増えている。

グランフルエンサーは同世代だけでなく、Z世代にもウケている

企業は若い世代向けのインフルエンサーを探し続ける一方で、「場合によってはグランフルエンサーの方が頻繁に求められている」とマーケティングニュースmarpov.comは指摘する。そして重要なポイントは「グランフルエンサーはシニア世代だけではなく、Z世代やミレニアル世代にもウケている」ということ。

なぜなら彼らは人生経験が豊富であり、誠実で正直で本当のことを言うからだ。また10~20代インフルエンサーと違い、グランフルエンサーの数は少なく目立つ。若い人とはまったく異なる視点を持つ彼らの意見がとても貴重で新鮮に映るのも魅力のひとつだ。

320万インスタ・フォロワーを持つ「カワイイ95歳」

近年、増加中のグランフルエンサーのなかで最古の部類に入るのが、ヘレン・ルース・ヴァン・ウィンクルさんだ。2014年にInstagramのアカウントを開設し、カラフルな洋服を着てチャーミングな写真を投稿するうちに人気が爆発、翌2015年にはフォロワー100万人を達成した(現在320万人)。

これまで飲料水・アパレル・化粧品などさまざまな商品やサービスがウインクルさんのインスタから紹介されている。「1928年(生年)からあなたの男の心を盗んでいます」というキャッチフレーズを持ち、「何の法律も違反(Break)してないわよ。アイスティーを飲みながらアンタの彼氏をふって(Break)いるだけ」と茶目っ気たっぷりに笑う姿は「カワイイおばあちゃん」として全米で愛されている。

(1)ヘレン・ルース・ヴァン・ウィンクルさん

清涼飲料水・リゾートホテル&カジノ・シャンプーなど多くのクライアントを持つ95歳のインスタグラマー。派手な衣装とカワイイ笑顔で320万人超えのフォロワーを持つ。

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先進企業の最新事例を現地から松本泰輔氏がレポートします。

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