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ロングセラーブランドのコミュニケーション戦略

「うまい、やすい、トリス」ウイスキーの裾野を拡張し続ける

戦後直後の日本に手頃な価格で味わえる本格的なウイスキーをもたらし、今年で70年。時代を反映した広告と、時代に合わせた味わいで、トリスは幅広い世代に愛され続ける商品となった。

(左)1946 (右)2016

大衆のためのウイスキーとして存在し続ける

1946年の戦後間もない日本にウイスキーを広め、70年に渡り愛され続けている「トリスウイスキー」。深刻なモノ不足に陥っていた当時、「手頃な価格で品質のしっかりとしたウイスキーをつくり、多くの人に味わってもらいたい」との想いから誕生し、厳しい環境の中を生き抜く人々の心にひとときの安らぎを与えた。

働くサラリーマンのオアシスであったトリスバーは、高度成長期に1号店としてオープンした池袋を皮切りに、最盛期には2000店舗にまで拡大。日本人の生活にウイスキーの文化を浸透させていった。

1953年のテレビ放送の開始から程なくした1958年、CMキャラクターの先駆けとなる、「アンクルトリス」が登場。「『人間』らしく、やりたいナ」など、サラリーマンの心情をユーモラスに代弁した等身大のコピーと共に、トリスは時代の鏡となる広告やキャンペーンを生み出していった。近年では、角ハイボールによって風穴を開けたウイスキー市場に、2010年、キレのよい味わいの「トリス〈エクストラ〉」を発売。「みんなのトリスハイボール」をキャッチフレーズに、より幅広い世代に支持され、ウイスキーの裾野を広げる役割を担った。

2015年には、家庭でのさらなる浸透を狙い、『飲み飽きしない深みのある旨さ』を目指した、「トリス〈クラシック〉」を発売。「やさしく甘い香りと、まるみのある滑らかな味わいが特長で、ハイボールだけでなく、ロックや水割りでも楽しめる味わいに仕上げています」(サントリースピリッツウイスキー・輸入酒部 高橋氏)。

そしてトリスブランド誕生70周年を迎えた2016年は ...

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