岡本健太郎氏(骨董通り法律事務所)
2023年12月、文化庁が「AIと著作権に関する考え方について(素案)」を公表し、2024年1月に修正案を公表しました。この素案は文化審議会の著作権分科会による、AIと著作権に関する考え方の方向性を示したものです。この素案については折を見て触れますが、依拠について興味深い考え方が示されています。
先日、大手外資系ホテルのWeb CMが炎上し、配信停止となりました。このCMでは、「ゆっくりできるホテル」の対比として、旅館の女将らしき人物が、宿泊客に対して、入浴、夕食、朝食、チェックアウト等の時間を細かく説明する場面が描かれました。こうした表現が、「旅館のよさを無視している」、「日本文化を軽視している」などと批判されたのです。