Since1966
(左)1966年発売当時の「ゴールデンカレー」(右)2026年現在の「ゴールデンカレー 中辛」。
「黄金の香り」をキャッチフレーズに、スパイス&ハーブが織りなす香り高い味わいで長年愛されてきたエスビー食品の「ゴールデンカレー」が、2026年に発売60周年を迎えた。ブランドが誕生したのは1966年、高度経済成長期だ。
「人々の暮らしが豊かになる中で、量よりも質に関心が向き始めた時代でした。本格的で高品質なカレーを食卓に届けることを目指し、開発がスタートしました」と、広報・IR室の風間茂行氏は話す。
エスビー食品は、1923年に日本初の国産カレー粉製造に成功。その後蓄積してきた技術を駆使し、スパイスの香りにこだわって開発した「ゴールデンカレー」は、当時のカレールウの相場の約2倍となる価格で発売された。強気と言える価格設定も、こだわり抜いた品質に見合うものとして受け入れられ、市場に定着していった。
同ブランドの根底にある、品質へのこだわりは、「ゴールデンカレー」に限らず、エスビー食品に根付く考え方だ。1950年代に他社が相次いでカレールウを発売した際も、同社は納得のいく品質の小麦粉が手に入らないとの理由で発売時期をずらし、1954年にようやく同社初のカレールウ「ヱスビーカレー」を...


