「注意の獲得」から「判断の支援」へ 会話の文脈から逆算する意思決定の設計

公開日:2026年8月03日

  • 松村俊樹氏(メディアリーチ)

2026年、ChatGPT広告が日本国内でも提供を開始した他、GoogleのAI検索の進化により、生活者の情報探索行動は「単語による検索」から「AIとの対話による課題整理」へと形を変えつつある。AIというインターフェースは、果たして次世代の広告メディアになり得るのか。メディアリーチ代表取締役の松村俊樹氏が解説する。

メディアリーチ
代表取締役
松村俊樹 氏

立命館大学卒業後、インテリジェンス(現パーソルキャリア)、米国デジタルエージェンシー Pierry日本支社立ち上げ、富士フイルムグループ会社でのグローバルSEOを経て、2021年にメディアリーチを設立。国内および北米・欧州・中国本社のグローバル企業へSEO・LLMO(生成AI検索最適化)支援を行う。

行動の合間から判断の中心へ 情報探索行動の構造変化

ChatGPT広告の日本向けパイロット展開が開始され、AIサービス上での広告体験が現実のものになりつつあります。米国ではGoogleもAI OverviewsやAI Modeにおける広告接点を広げており、生活者がAIを通じて情報を探し、比較し、判断する場面に、広告がどのように関与するのかが問われ始めています。

これまでデジタル広告は、検索結果、SNSのタイムライン、動画の前後、メディ...

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ChatGPT広告、日本でも開始 “会話型”広告は、何を変えるのか?

ChatGPT広告の日本展開が始まり、AIサービス上での広告体験が現実のものになりつつあります。生成AIの普及は生活者の情報収集行動を大きく変え、マーケティング活動の主戦場も変容していこうとしています。こうした環境において、AIの中で繰り広げられる会話という行為は、生活者の態度変容や購買行動にどのような影響を与えるのでしょうか。本特集ではAI広告の特性を考察することを入り口に、改めてAIが浸透していく時代のマーケティング活動のあり様について、各界の有識者の皆さんの見解を聞いています。AI上で起きる、多種多様な人々の会話は、広告という手段を使わずとも、人の購買意欲を喚起して、購買行動に直接的に働きかける可能性も多分にあります。また、その多種多様な会話の中には、商品を購入する理由となりうる、無数の生活者の購買意図が発生するはずです。本特集では、AI広告の最新動向を起点に、広告会社やメディア、ブランド、有識者への取材を通じて、AI時代に求められる広告とマーケティングの新たな役割を考察します。

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