社史や理念、事業の意義を見直す機会となる周年をどのように迎えるか。長寿企業から学びます。
ユウキ食品
1974年設立
創業者の田中晃氏が「安心」「本質」「健康」の3つを満たした食品づくりを掲げて有紀食品を設立。「色鮮やかな豆板醤がほしい」という、ある料理人の言葉をきっかけに日本発の「四川豆板醤」を開発。中華・エスニック料理を中心に調味料や食材を幅広く扱う。2024年時点で販売する商品は約900点。年間50品以上の新商品を発売している。
日本発の鮮やかな赤色の豆板醤を起点に、世界各地の調味料や食材を扱うユウキ食品が、2024年8月に創業50周年を迎えた。
50周年を機にタグラインを策定
社内向け施策は「グループの結束強化」、社外向け施策は「ブランディング浸透」をコンセプトに企画。50周年に先駆けて、2023年10月にタグライン「おいしさのみちをひらく」およびビジョン・ミッション・バリューからなる経営理念「YOUKIWAY」を策定した。
「タグラインは複数回の社長インタビューをもとに候補を作成し、社内のイントラネットや投票用二次元コードの掲示による全従業員アンケートを経て決定しました」と話すのは、周年施策で旗振り役を担った経営企画室の西島進氏。
(下)従業員向けに配布されたパスケースのチャームにもあしらわれた50周年ロゴ。(上)50周年を機に、ミッション「は...

