社史や理念、事業の意義を見直す機会となる周年をどのように迎えるか。長寿企業から学びます。
KPPグループホールディングス
1924年創立
大阪にて1924年に大同洋紙店を設立。翌年には初の海外拠点として上海出張所を開設。1973年に王子連合通商と合併して大永紙通商となり、1999年には日亜との合併を機に社名を国際紙パルプ商事に改める。2019年に豪州の紙商スパイサーズ、2020年には欧州の紙商アンタリスを買収。世界46カ国・194都市・213拠点に展開し、総従業員数は5974人(2025年3月末時点)。
紙・パルプ分野の専門商社であるKPPグループホールディングスが、2024年に創立100周年を迎えた。
周年施策は、国際紙パルプ商事のコーポレート・コミュニケーション室が事務局となり、2つの部署横断型プロジェクトチームを編成。ひとつは管理部門を中心とした「取引先向けパーティープロジェクト」、もうひとつが社員20人による「社内向けパーティープロジェクト」だ。「特に後者は、『これからの100年を切り拓くのは若手社員』という思いから営業部門の若手を中心に立ち上げ、社員・OB会員向けパーティーの企画・運営を担ってもらいました」とコーポレート・コミュニケーション室の亀井雪子氏。
(写真左)若手社員が中心となってつくりあげた記念パーティーでの閉会宣言。(同下)循環型社会の実現に貢献するという同社のミッションをイメージした100周年記念ロゴマーク。...

