社史や理念、事業の意義を見直す機会となる周年をどのように迎えるか。長寿企業から学びます。
中電工
1944年創立
電気工事業整備要綱に基づき、中国地方の主要12社が統合し、中国電気工事を設立。広島・山口・岡山・山陰・大阪に支社を設置して営業を開始。1990年に称号を現在の中電工に変更。街のインフラ機能を支え、暮らしに欠かせないさまざまな設備工事を行う総合設備エンジニアリング企業であり、中国地方でトップクラスの工事実績を誇る。
総合設備エンジニアリング企業の中電工が、2024年10月1日に創立80周年を迎えた。
周年期間は2024年度の1年間。スローガンなどは設けず、「実施する側だけが自己満足するような取り組みにしないこと」をコンセプトとした。
「私は70周年にも広報として携わりましたが、当時は事業領域にBtoCもあったので、各事業所でのキャンペーンなど盛大な取り組みが中心でした。その後BtoBに切り替えたこともあり、今回はお客さま・協力企業・OB/OG・社員・地域のそれぞれに感謝を伝えることにしました。結果として、手応えのある周年施策になったと思います」。そう語るのは、周年施策全体を統括した総務部広報担当課長の川崎康司氏。
若手社員100人にヒアリング
同社の上層部からも「若い人たちの意見を取り入れたい」という声が上がり、2023年9月から20~30代の若手社員へのヒアリングを開始。
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