社史や理念、事業の意義を見直す機会となる周年をどのように迎えるか。長寿企業から学びます。

積水樹脂
1954年創立
積水化学工業より、接着剤事業の事業化を目的に独立。アドヘヤ封筒(糊付き封筒)に始まり、交通安全や防災・減災、景観、防音やバリアフリー、スポーツフィールドや農業資材など、公共・民間分野で幅広い事業活動を展開。1970年より現在の社名に。従業員数は1609人(連結、2025年3月末現在)、グループ企業は25社(国内14社、海外11社)。
化学メーカーの積水樹脂が2024年に創立70周年を迎えた。
企業ブランディングに挑戦
周年施策の主軸は「ブランディング」。ロゴマークなどのCI、VIの刷新とともにグループスローガンやステートメントの制定に取り組むことを決めた。
「100年企業を見据えて、『積水樹脂グループとはどういう会社で、世の中にどんな価値を届けることができる集団なのか』を皆で考え、『一人ひとりがつくり上げるブランド』になることを目指しました」と話すのは、デザイン・マーケティング部部長の北野充洋氏。


全国から23人の社員が集まって開催したセッションワーク。参加者たちは名前だけでなく個々の顔も認識できるよう、フリーソフトを使って各自でイラストアイコンを作成。 ...