RTD(Ready To Drink)の利便性が浸透する一方、家庭内では「自分好みに調整する」「つくる過程を楽しむ」飲用体験への関心が高まっている。サントリー食品インターナショナルの「おうちドリンクバー」シリーズは、割る手間を“面倒”ではなく“エンタメ”として捉え直し、販売数量は前年実績比の約2倍に伸長した。好調の背景にあった発想の転換と工夫について、同社の宮内優洋氏に聞いた。
サントリー食品インターナショナルが展開する「おうちドリンクバー」シリーズは、濃縮タイプの飲料をベースに、好みの濃さや量、割り方を自由に楽しめる商品だ。炭酸水で割るだけで、自宅にいながらドリンクバーのような体験ができるのが特徴で、炭酸水に限らず牛乳などでのアレンジにも対応している。
一見すると、「割る手間」がかかる商品にも思えるが、販売数量は前年実績比で約2倍規模に成長している。なぜ今、濃縮タイプの飲料が支持を集めるのか。そこには、「割る手間」を価値に転換させる工夫があった。
「おうちドリンクバー」シリーズ
同シリーズでは、2024年4月に「POPメロンソーダ」「C.C.レモン」を発売。その後「デカビタC」「ペプシコーラ」をラインアップに加え、2026年2月には「ペプシゼロ」...

