IPビジネスはいま、大きな転換点にあります。アニメ・マンガ・ゲームに加え、キャラクター、VTuber、Webtoon、さらには企業や地域まで、IPの領域は急速に拡大。多くの企業が“IPホルダー化”を志向する一方で、製作委員会方式や原作主義、マスメディア主導といった従来の成功モデルは、配信主導の収益構造やグローバル市場の変化、企業キャラクターのブランド資産化、ユーザー共創の広がりによって再考を迫られています。ここでは、IPを取り巻くビジネスの最前線をお伝えします。
KADOKAWA、北米リテール事業さらに注力
「Manga Spot」拠点に出版・MDとの連携強化
KADOKAWAが北米市場のリテール事業に、より一層注力し始めた。書籍・グッズ販売店「Manga Spot」の運営を強化していく。
KADOKAWAは4月27日、新会社「KADOKAWA Retail Ventures, LLC」(以下 KRV)の設立を発表。あわせて、北米事業統括会社であるKADOKAWA WORLD ENTERTAINMENT, INC.(以下 KWE)からの事業移管を発表した。北米市場におけるリテール事業の強化が目的。
KADOKAWAグループは、多彩なポートフォリオから成るIPを安定的に創出し、世界に広く展開することを中核とした「グローバル・メディアミックス with Technology」の推進を基本戦略として掲げている。その一環として、北米・中華圏・東南アジア・欧州を中心に海外拠点の事業基盤強化・拡大を進めている。
現在、北米市場では日本アニメの爆発的な人気を背...
