プランナー名鑑(カヤック/CHOCOLATE/テテマーチ)

公開日:2026年2月27日

カヤック
面白プロデュース事業部
プランナー
乗松優多氏

化学を学んでいたが、新卒でカヤックに入社。「SNSでの話題化」を起点とした企画づくりが得意。ねこと自然を愛す。

WORK:サントリー「深夜ラーメンの誘惑」

➤ モノが売れにくい今をどう捉えるか

「広告」の役割が「情報を伝えるもの」から、「生活者と会話するもの」に変わったと考えています。日常の会話と同様に、相手のことを思わず企業が話したいことだけを一方的に伝えるコミュニケーションでは心は動きません。そして、特に自分の感性を大切にする意向が強い生活者が消費の中心となった今、この傾向はさらに顕著です。そんな時代に、売りにつながる広告をつくるには「いかに生活者のことを思った会話をつくり出していくか」という生活者起点での発想が必要になってくると思います。

➤ 今の生活者の消費スタイル

「内面の共有」が特徴だと感じています。これは、ブランド、商品、コンテンツを消費・体験する際に、自分の価値観や感情を明らかにし、それを他者とわかち合うといった一連の行動です。例えば、“恋愛タイプ診断”のような自己診断コンテンツの流行や、SNSでの感情の共有文化がその象徴です。そして、この「内面の共有」という消費・体験スタイルにおいては、生活者が自身の内面を可視化しやすい設計と、それを発信したくなる設計の2つが重要になってくるでしょう。

➤ 「CM」に代わる注目手法

若年層に響く広告にするには「手法」よりも「設計」が重要だと思います。その上で私が注目、かつ意識しているものは「内面の共有」を「設計」すること。前述したように、今の生活者はその欲求が強く、さらに別観点では、企業の声よりもフォロワーやインフルエンサーなどの身近な人の声(感情)に興味を持ち、共感し、動く傾向にあります。なので今の時代では、生活者が自発的に見たくなるエンタメコンテンツにすることを前提とした上で「内面の共有」を「設計」することが大事なのではないでしょうか。

➤ 10年後、20年後、どうなりたいか

「アーカイブされる広告コンテンツ」を生み出すプランナーでありたいです。AIの発達や情報発信の日常化により、世の中は今よりも無数のコンテンツであふれ、その多くが瞬間的に消費されていく時代になると思います。中でも広告は特に立場が弱く、より一層消費されやすいものです。そういった逆風の中、人々の感情を強く動かし、記憶に残り、ふとした時に思い出してま...

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次世代を担うU35プランナー これからの“買いたい”を生む思考

「広告だけでも、販促だけでも売れない」「若年層を新規顧客として獲得することが、難しくなっている」多くの企業やブランドが、その現実を強く実感するようになりました。さらにはメディア接点が増え、生活者が触れる情報や体験は分散し、モノやコトを消費するうえでの判断基準や価値観の多様化は、今後さらに進んでいくはずです。そんな環境下で求められているのは、「知る」から「買う」、そして「拡散」まで、生活者の消費行動全体を見渡し、“買いたい”を生み出すための思考なのではないでしょうか。今回注目するのは、これからの消費の中心となる世代と、同じ時代感覚を持つU35プランナーたちです。彼らは現在の生活者をどう捉え、どんな思考で、これからの“買いたい” を生み出そうとしているのか。その頭の中に迫ります。

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