先日、日経MJ紙に興味深い記事があった。博報堂買物研究所の調査によると、近年、買い物における“商品選び”をストレスに感じる消費者が増えているそう。生鮮食品から自動車までの27商品中15商品が「選ぶのが面倒」と。中でも顕著なのが生活家電という。背景に「情報過多」があると記事は推測していた。
「個人主義」が世の中に浸透して久しい。思えば、昭和の時代、当たり前に存在した"ご近所づきあい"なる風習は、平成の世になると次第に薄れ、せいぜい道で会って挨拶を交わす程度に。都心のマンションでは、隣に誰が住んでいるのか分からないケースも今や当たり前である。