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ヒットの仕掛け人に聞く

売上が想定の3倍を超え店舗拡大中、松屋の新業態「米(my)バーガー/こめ松」

「松屋」を展開する松屋フーズは、2021年4月13日にデリバリー専門店「米(my)バーガー/こめ松」をオープン。ゴーストレストランとして開業し、目標の3倍を超える売上を記録。6月1日からは「松屋」と連携し、首都圏の20店舗を追加した。

    DATA

  • 商品名:米(my)バーガー/こめ松

  • 価格:500円(税込)〜

  • 主な販路:デリバリー

デリバリーに適した形

──当初からライスバーガーを扱うことは決めていたのですか。

ライスバーガーありきではありませんでした。コロナ禍でテイクアウトや宅配事業が伸びている環境下で、お客さまにより食べやすい形で提供できるものは何かという検討から始まっています。その中で、ワンハンドで手軽に食べられるライスバーガーがいいのではないかという流れがあり、展開に至りました。

当社にはドライブスルー店舗もあったので、これまでにもライスバーガーの開発を議論したことはありました。当時は「松屋」としてはやはり店内飲食を優先する方針だったので、実現することはありませんでした。今回は独立したデリバリー専門店だったことと、新業態とはいえ、丼や定食を中心に展開してきた「ごはん」屋さんなのでごはんを使って松屋のおなじみのメニューを食べてもらおうと考えた結果が「ライスバーガー」だったわけです。

──新業態開発はいつごろからスタートしたのですか。

今年2月の終わりくらいです。スピードを重視して、いきなり大規模ではじめるのではなく2店舗からスタートしました。そのため、初期投資も少ないゴーストレストランの業態でメニューも松屋の人気メニューのアレンジとなっています。

32通りの組み合わせ

──こめ松の特徴は。

2種類(白米・五穀米)のライスバンズと4種類(牛めし・牛焼肉・カルビ焼肉・ビビン丼)の具材、それぞれ2種類のタレ(生姜タレ・甘辛タレ)とソース(タルタルソース・サウザンアイランド)で、トータルで32通りの組み合わせを選択できることです。タレやソースを選んで好みの味を探しながら、松屋で人気の定番メニュー「牛めし」「牛焼肉」「カルビ焼肉」「ビビン丼」を楽しんでもらう狙いです。

──ターゲット設定では松屋との差異化も考えたのですか。

デリバリー専門の業態であり、新カテゴリーの商品ということで新規の顧客層開拓の狙いはありました。ただ、ゼロから新規獲得だけを狙うことは難しいと考えていたので、既存の松屋ユーザーにもご利用いただきやすいように「松屋のライスバーガー専門店」とうたっています。なので、最初は20代〜30代の男性を中心に売上をつくることを想定しました。メニューに豚汁とのセットやまとめ買いのセットをつくったのもそうした...

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