石川県で2026年7月、ポケモンの名を冠した世界初の空港が開港し、「空港×IP」に改めて注目が集まっている。その「空港×IP」の先行事例が、「鳥取砂丘コナン空港」と「米子鬼太郎空港」を持つ鳥取県だ。作品の世界観を館内に取り入れるだけでなく、周辺の観光地と結びつけることで、空港そのものをファンが訪れる目的地へと変えてきた。一般来場者数の増加やインバウンドの広域周遊にもつながる、鳥取県のIP観光戦略に迫る。
石川県に2026年7月7日、「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」が開港した。のと里山空港を2029年9月末までの期間限定でリニューアルするもので、ポケモンの名を冠した世界初の空港として注目を集めている。
空港は、移動のために通過する場所から、地域の魅力を伝える入口へと変わりつつある。キャラクターやマンガ・アニメのIPと結びついた空港は、ファンにとって旅の目的地そのものにもなり得る。
「空港×IP」の先行事例といえるのが、鳥取県の取り組みだ。同県には、県東部の空の玄関口「鳥取砂丘コナン空港」と、県西部・山陰の空の玄関口「米子鬼太郎空港」がある。キャラクター名を冠した空港を2つ有する都道府県は、全国で鳥取県だけだという。
鳥取県が空港の愛称に キャラクターを取り入れてきた理由
鳥取県では、早くから空港の愛称に地域ゆかりのキャラクターを取り入れてきた。県の担当者によると、米子...

