生活者の無関心は、意味不足から生まれる─『ザッケン!』が描く、“ただの雑草”を主役に変えた視点─

公開日:2026年4月09日

  • 東 紗友美氏

映画の物語や演出には、販促に通じる発想がある。人が惹かれる理由、動くきっかけ、広がる仕掛けをマーケティング視点でひもとく。名作や話題作を題材に、実務に役立つ企画やコミュニケーションのヒントを探る。

人は、どうすれば興味のなかったものを好きになるのだろうか。情報を増やせばいいのか。それとも流行に乗せればいいのか。

映画『ザッケン!』は、その答えを意外な場所、足元の雑草に見つける物語だ。今回はこの映画をもとに、“人を動かす、販促のヒント”を考えていく。テーマは、「自社製品・サービスに無関心な生活者に、関心を持ってもらう方法」だ。

今月の映画

『ザッケン!』

©2026上村奈帆・モノガタリラボ・プクプク/小学館/『ザッケン!』製作委員会

あらすじ

目標もなく日々を過ごす高1の杉野ゆかりは、雑草を愛する同級生・通称<ドクダミちゃん>と出会い、廃部寸前の「雑草研究部=ザッケン」の復活を目指すことになる。足元の小さな生命に触れる活動を通じ、ゆかりは日常に潜む喜びや、忘れかけていた“生きる手触り”を取り戻していく。見過ごしがちな植物たちが、前を向くためのささやかな力をくれる。大人にも青春のきらめきを思い起こさせる、やさしい再生の物語。

タイトル:ザッケン!
公開日:2026年春より新宿ピカデリーほか全国順次公開
配給:SPOTTED PRODUCTIONS

『ザッケン!』のモチーフ 日比谷高校・雑草研究部

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