多くの常連客に愛されている街中のお店を訪問。顧客とのコミュニケーションや店頭販促の工夫を探ります。
昭和の色濃い都電駅近くの商店街になじむ店
「単行本」「文庫」から「児童書」「実用書」「洋書」まで全て1冊100円
他の地でも同タイプの店舗営業を構想中
小国氏に、店内にあるお薦めの10冊を抱えてもらった。「これだけ買っても1000円です」。南禅寺の図録、阿部謹也による中世史書、九鬼周造著『「いき」の構造』ハードカバーから大型サイズの児童書まで種類はさまざま。「店内全て1冊100円にしたのは今後のために検証可能性を考慮した結果でもあります。売上から販売冊数がシンプルにわかりますので」(小国氏)。店頭はガラス張りなので中が本屋ということは何となくわかるが、「100円均一」告知も特に大きくはない。それでも自転車に乗ってきたシニア男性や買い物袋を手にした女性などが次々店に入っていく。
都電荒川線の熊野前駅を降りるとすぐ見えるのが「はっぴいもーる熊野前商店街」。通り沿いには、量り売りのあられ屋や洋品店、店頭に...

