拡大し続けるVTuber市場、その原動力となっているのが“ファンの熱狂”だ。企業コラボなどの案件でも、ファンがコラボ先の商品を購入する、コラボ先の店舗に足を運ぶなど、多くの消費を生み出している。なぜVTuberはファンの熱狂を保ち続けられるのか、ニッセイ基礎研究所研究員の廣瀬涼氏とVTuber専門情報誌『VTuberスタイル』の編集担当である浦上瑠依氏が考察する。
ニッセイ基礎研究所
生活研究部研究員
廣瀬涼氏
専門は現代消費文化論。近著に、『あの新入社員はなぜ歓迎会に参加しないのか:Z世代を読み解く』(金融財政事情研究会)、『タイパの経済学』(幻冬舎)がある。
アプリスタイル
『VTuberスタイル』編集部
浦上瑠依氏
1995年生まれ。集英社・NTTソルマーレで漫画編集者としての経験を積み、2025年よりアプリスタイルにて雑誌『VTuberスタイル』を担当。現在は編集とプロデュース全般を兼務している。
?そもそもVTuberって?
バーチャルYouTuber(Virtual YouTuber)の略称。2Dや3Dのデジタルアバターを使って、YouTubeなどの動画プラットフォームで動画投稿・ライブ配信などを行うYouTuberを指す。投稿されるジャンルは、主にゲーム実況や雑談動画などの長尺のコンテンツ。近年は、企業がVTuberを起用して、商品宣伝やイメージアップを行うケースも増えている。「にじさんじ」や「ホロライブ」など事務所に所属するVTuberの他に、個人で活動する「個人勢」なども。
Q.1 黎明期当時と今を比べてみて、VTuber業界はどのように変化している?
廣瀬氏
2016年に活動開始した「キズナアイ」をきっ...
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