プラスチック廃棄量やCO2排出量の削減、食品ロスの削減などを目指して、商品パッケージや容器を、環境負荷の低いものにリニューアルする例が相次いでいる。その一部を、容器・パッケージ・ラベルの3ジャンルに分けて紹介する。
パッケージ
UHA味覚糖「特濃ミルク8.2」
主力製品のパッケージをすべて切り替え
外装の構成材質に紙を50%以上使用。外装を変更する3製品で年間約14トンのプラ削減につながるという。「特濃ミルク8.2」が発売30周年を迎えたのを機に、「地球からも愛される商品をお届けしたい」という想いから素材を切り替えた。同社にはパッケージで折った折り鶴の写真が届くなどの反響も。9月からは「機能性表示食品 特濃ミルク8.2」シリーズも紙素材に変更する。

- 変更日:2020年3月
- 該当商品:「特濃ミルク8.2」「特濃ミルク8.2 塩ミルク」「特濃ミルク8.2 抹茶」
- 価格:すべて217円(税込)
DATA
不二家「ミルキー」
紙ならではのぬり絵キャンペーンを展開
プラスチック廃棄量削減のため、外袋に紙素材を採用。色を塗って遊ぶことができる塗り絵仕様とした。認知拡大のために、TwitterやInstagramでハッシュタグ「#ぬってみるきー」をつけて投稿すると、50人にQUOカードが当たるキャンペーンも実施している。

- 変更日:2020年8月25日
- 該当商品:「120gミルキー袋」
- 価格:216円(税込)
DATA
ファンケル「ローソン専用パッケージ商品」
コンビニとのコラボでプラスチック削減
同社では、独自の環境配慮の基準を満たす製品に「FANCL エコマーク」を表示するなどの取り組みを行ってきた。今回...