コーセーの「雪肌精」が国内および中国市場で堅調な伸びを見せている。9月には日本で開催したイベントから中国向けにライブ配信するといった施策も実施。「国内外トータルで『雪肌精』の売上を高めるためのマーケティング」を視野に入れる。
高級感あふれるパッケージの「雪肌精 MYV」。「雪肌精グローバルカウンター」向けの商品として9月16日に発売した。
接客の質や施術レクチャーなど体験価値の提供も探る
コーセーは9月16日、主力ブランド「雪肌精」から、高価格帯の「雪肌精 MYV（みやび）」を発売した。近鉄百貨店の「あべのハルカス近鉄本店」（大阪市）と、大丸松坂屋の「大丸心斎橋店」（同）の両店舗に導入した「雪肌精グローバルカウンター」で販売する。一番のセールスポイントは「日本製品の品質の高さ」。日本でつくられた製品であることが、そのまま消費者ニーズである品質や安全性の高さの訴求につながる。「槌目模様」が特徴的なパッケージは、ひらひらと舞う雪を表現。外箱も高級感をアピールし、訪日外国人客の視線を集めそうだ。
「雪肌精 MYV」は今後、海外でも展開する予定。「雪肌精」は海外では、百貨店が主な展開チャネルだが、日本と同様、海外の百貨店店頭は激戦区だ。競合他社が多く、最近では韓国メーカーも国を挙げて攻勢をかけている。
そういった厳しい環境の中、海外での …
