訪日外国人客が日本各地へ向かうきっかけとなりそうなアンテナショップ。その中でも、躍進を続けるのが「広島ブランドショップTAU」だ。カープ人気に沸く同店を取材した。

広島東洋カープが25年ぶりのセ・リーグ優勝を9月10日に決め、多くのファンが「広島ブランドショップTAU」にも押し寄せた。
地域2強に割って入った広島のアンテナショップ
東京・銀座にある広島県のアンテナショップ「広島ブランドショップTAU」への視線が熱くなっている。広島東洋カープが25年ぶりにセ・リーグ優勝を果たした反響はもちろん大きいが、2012年7月のオープンから、着実にファンを増やしてきた店鋪だ。
15年度の売上額は8億9750万円。前年比121.7%で伸長した。開店初年度から約2倍の売上高に手が伸びるところだ。来店者は同比109.0%の85万1704人を数える。アンテナショップの2強は北海道や沖縄。そこに広島が割って入ってきた格好だ。
外国人客も少しずつ来店し始めている。パリコレでメイクに使われたことから口コミで広がり、海外でも人気の品となっている。根強い支持を誇る日本酒も売れ筋だという。
TAUの特徴は …