施策の切り口に拡張性がない 今後のプロモーションへの影響は?
今月号では前年に続き、インフルエンサーをテーマにした特集を企画しました。前年度は注目のインフルエンサー40組を一挙に紹介し、それに付随するかたちで成功事例を掲載しました。
今回の特集企画は、どんな切り口からアプローチしようかと考えを巡らせていたところ、編集部の中で1つ生まれたのが「インフルエンサー施策の数や、彼ら自身の影響力は強まっているものの、企画の拡がりが停滞しているのではないか」という仮説でした。もともと、彼らのファンや視聴者層に対してコミュニケーションを行うインフルエンサーマーケティング施策ですが、昨今はマス向けのテレビCMに起用されたり、大々的なイベントに登壇するなど、その影響力が強まっていると感じます。
しかし一方で、昨年度と比較してインフルエンサーを起用した事例の数は増えている印象はうけるものの、施策の切り口がどれも似たようなものになっているなとも感じていました。それはすなわち、インフルエンサー施策が定着したということの表れだとも言えますが、マーケティング、販促施策としての拡がりが停滞してしまっているのではないか、とも捉えられると思います。
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