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事例で見る「店舗」と「販促」DXの現在地

いきなり全店導入の裏側 AZUL BY MOUSSYのタッチ式クーポン活用

  • 丸山英一郎氏(バロックジャパンリミテッド)

バロックジャパンリミテッドの「AZUL BY MOUSSY」は2024年3月、店頭にNFC搭載のセンサーを内蔵した専用什器を設置した。スマートフォンをタッチするとクーポンを受け取れる「Supership Touch Gift(通称:タッチギフト)」を、アパレル業界では先んじて全店舗に導入。同社AZUL BY MOUSSY事業部の丸山英一郎氏は、この取り組みを店舗DXの第一フェーズだと語る。

バロックジャパンリミテッドが展開する「AZUL BY MOUSSY」は、2024年3月に全国128店舗に、タッチギフトの導入を開始した。

来店客が店頭に設置された専用什器にスマートフォンをタッチすると、ランダムでクーポンが発券される仕組み。アプリのダウンロードや会員登録の有無にかかわらず、誰でも参加が可能というものだ。

「単なる割引ツールではない」来店を促すタッチ式クーポン

MOUSSYやSLYなど多くのブランドを展開する中で、同社はなぜAZUL BY MOUSSYの店舗にタッチギフトを設置したのか。同社AZUL BY MOUSSY事業部の丸山英一郎氏は、顧客の購買傾向に着目した結果だと話す。

「駅ビルやファッションビルに出店する他のブランドとは異なり、AZUL BY MOUSSYは主にショッピングセンターなどの出店がメインとなるブランドです。そのため、お客さまの多くは、服の購入が主目的ではなく、映画鑑賞や家族とのお出かけの延長線として店舗に立ち寄っていただいています。…

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事例で見る「店舗」と「販促」DXの現在地

日々デジタル化が進行する現代。店頭へのサイネージ設置や、チラシやクーポンの電子化は当たり前に。また、アプリやID-POSの登場により、一人ひとりの顧客情報と購買データを紐づけ、効率的な販促にも繋げられるようになりました。さらに、それらのデータを活用することで、施策の効果も可視化できるようになり、買い物体験の質の向上にも貢献できるようになっています。また、人手不足によって業務効率化が求められる今、店舗DXやデジタル販促はこれまで以上に加速している状況です。

本特集では、店舗における販促のDXがどれだけ進んでいるのか、最先端の事例をもとに潮流をつかみます。さらに、これらの事例が「店舗・販促の新常識」として企業に採用されていくのかどうか、実務現場からの意見を聞きました。

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