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事例で見る「店舗」と「販促」DXの現在地

気軽に立ち寄れる無人販売スポットで オルビスが目指すCX

  • 今井良輔氏(オルビス)

昨今、販売員の人手不足が社会課題として深刻化しつつある。さらに、コロナ禍を経て非対面接客のニーズも増えた。店舗の対応も求められる中、一部では無人店舗の展開が増加している。そんな中、無人販売店舗の出店を積極的に進めているのがオルビス。同社の執行役員である今井良輔氏によると、目的は購買の選択肢を増やしていくことによる、顧客に合った購買体験の提供だ。

2023年5月、オルビスは立川に無人販売店舗「ORBIS Smart Stand」の1号店をオープンした。化粧品業界の中でも他社に先駆けての無人店出店となった。同社では、2026年までに無人店を15店舗まで増やす方針だ。

無人店舗では、複数のカメラなどの情報から、入店したお客さまが手に取った商品をリアルタイムで認識。利用客は商品をピックしてレジの前に立つだけで、自動的に購入商品が検知され、決済が完了する仕組みだ。

現在、同社が全国に5店舗を展開する無人販売店舗について、同社の今井良輔氏に話を聞いた。

無人販売店舗から拡がる購買手段と顧客接点の可能性

現在、店舗の運営で喫緊の課題になっているのが、人手不足。サービス業界全体で労働環境の改善やデジタル技術の導入を進め、効率的な店舗運営を図る必要が出てきている。

そうした状況の中で、無人店舗の出店を積極的に進めているオルビス。目的について今井氏に聞くと、意外にも「人手不足問題の解消ではない」と話す。

「大きく狙っていきたいのは、お客さまとのタッチポイントを増やすことです。…

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事例で見る「店舗」と「販促」DXの現在地

日々デジタル化が進行する現代。店頭へのサイネージ設置や、チラシやクーポンの電子化は当たり前に。また、アプリやID-POSの登場により、一人ひとりの顧客情報と購買データを紐づけ、効率的な販促にも繋げられるようになりました。さらに、それらのデータを活用することで、施策の効果も可視化できるようになり、買い物体験の質の向上にも貢献できるようになっています。また、人手不足によって業務効率化が求められる今、店舗DXやデジタル販促はこれまで以上に加速している状況です。

本特集では、店舗における販促のDXがどれだけ進んでいるのか、最先端の事例をもとに潮流をつかみます。さらに、これらの事例が「店舗・販促の新常識」として企業に採用されていくのかどうか、実務現場からの意見を聞きました。

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