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事例で見る「店舗」と「販促」DXの現在地

顧客との「つながり」を重視する時代へ ユナイテッドアローズの会員プログラム戦略

  • 池田沙貴子氏(ユナイテッドアローズ)

2023年5月、ユナイテッドアローズは中期経営計画にて「感動提供お客様と深く広く繋がる」というスローガンを発表した。そのうち、主要戦略の一つである「UA DIGITAL戦略」のOMO推進施策として、8月に会員制度を刷新。新たな会員プログラム「UAクラブ」を始動した。制度の改変で同社が目指したのは、「顧客との接点」を可視化することだ。

2024年10月、創業35周年を迎えたユナイテッドアローズ。周年に向け、新たな広告コミュニケーションを始動し、企業イメージの刷新や若年層の認知拡大を推進している。

その一方で、既存顧客との着実な関係構築も継続して行う必要がある。競合他社との競争激化や、消費者の購買行動の急速な変化などに伴い、同社でも顧客のロイヤルティ向上は急務だと考えられていたという。

そこで、同社が重点的に取り組むのが会員向けプログラム「UAクラブ」の推進だ。これは、同社の長期ビジョン実現に向けたファーストステップで中期経営計画の主要戦略のひとつ「UA DIGITAL戦略」に含まれる追加事項。OMOの推進施策として2023年8月、会員プログラムを刷新した。

購入額によるランク分けをやめた理由

「UAクラブ」とは、店舗やオンラインストアでの買い物や様々なアクションによって獲得できるマイルを、クーポンに交換することで買い物の際に利用できる会員制度。その開始背景は、従来の会員プログラムでは顧客との継続的なコミュニケーションを生み出せないと感じていたことだったと、同社デジタルマーケティング部の池田沙貴子氏は話す。…

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事例で見る「店舗」と「販促」DXの現在地

日々デジタル化が進行する現代。店頭へのサイネージ設置や、チラシやクーポンの電子化は当たり前に。また、アプリやID-POSの登場により、一人ひとりの顧客情報と購買データを紐づけ、効率的な販促にも繋げられるようになりました。さらに、それらのデータを活用することで、施策の効果も可視化できるようになり、買い物体験の質の向上にも貢献できるようになっています。また、人手不足によって業務効率化が求められる今、店舗DXやデジタル販促はこれまで以上に加速している状況です。

本特集では、店舗における販促のDXがどれだけ進んでいるのか、最先端の事例をもとに潮流をつかみます。さらに、これらの事例が「店舗・販促の新常識」として企業に採用されていくのかどうか、実務現場からの意見を聞きました。

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