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『SPY×FAMILY』企業コラボの舞台裏

発売まで1年かけた自信作 日清食品らしさ×『SPY×FAMILY』で顧客の心を掴む

日清食品が行ったのは、「日清のどん兵衛」と「日清焼そばU.F.O.」を横断したコラボレーション。アニメSeason 2放送直前の2023年10月2日から、限定パッケージ商品を全国のスーパーマーケット、ドラッグストア、ECサイトなどで展開した。

企画を仕掛けたのは、どん兵衛担当の湯沢雅貴氏とU.F.O.担当の辻 健太氏の2人。2022年に実施した『鬼滅の刃』とのコラボ企画の担当者でもある。

これまでもさまざまなコラボレーションを展開してきたイメージのある日清食品だが、キャラクターIPとのコラボ企画は、重要なプロモーション手法のひとつに位置づけているという。

「限定パッケージをつくったり、販売に付随したキャンペーンを行うとなると、かなりの予算を費やすことになります。キャラクターIPコラボは、長い期間をかけて準備を進め、必ず成功させなければならないプロモーションです。今回の『SPY×FAMILY』との施策も、じっくりと1年かけて実施にこぎつけました。ブランドとしても、私個人としても、2023年に最も力を入れた施策のひとつです」(湯沢氏)。

新規ユーザーを獲得 日清のSPY×FAMILY作戦

どん兵衛とU.F.O.、2つのブランドを横断した今回のコラボ。起用の理由は何だったのか。湯沢氏は、長く愛されているロングセラーブランドだからこその課題を解決するために、『SPY×FAMILY』の起用を決めたと話す。

「ロングセラーブランドは、若年層をはじめとした新規ユーザーの獲得が不可欠です。その課題を解決する手段としてキャラクターIPとのコラボを活用しています。コラボ相手の選定は、コンテンツのコアファンの心が動くかどうかに加え、幅広い年齢層に人気があり、ブランドの間口を広げられるかどうかを軸に検討することが多いです。その条件に当てはめてみても、『SPY×FAMILY』はドンピシャでした」(湯沢氏)。

また、辻氏によると、即席めんを購入するユーザーは、慣れ親しんだ味を購入する傾向があるという。そのため、新規顧客を獲得するためには...

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『SPY×FAMILY』企業コラボの舞台裏

2022年4月にテレビアニメ放送を開始した『SPY×FAMILY』。2023年12月には映画も公開し、企業とのコラボレーションも盛り上がりを見せています。そんな『SPY×FAMILY』は、企業とのタイアップ施策も多く、まさに引っ張りだこ。キャンペーンに起用すれば、必ずと言っていいほど売上が好調だという声が聞こえてきます。今号では、いま、IPコラボ界で最もアツい『SPY×FAMILY』にフォーカス。性別問わず、子どもから大人まで幅広い世代の心と消費を動かし、『SPY×FAMILY』が企業からも生活者からも愛される理由をひも解きます。

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