これからの折込チラシは 「情緒的な顧客接点」にもなる

公開日:2026年6月03日

  • 西尾さやか氏(読売IS)

折込チラシ

    読売IS
    マーケティング部
    部長
    西尾さやか氏

    2000年入社、営業部、営業推進部を経て、2023年からマーケティング部の部長職を務める。

>>今、折込チラシに求められる役割

近年、生活者が触れる情報量は急増しています。テレビCMや動画広告は高いリーチ力を持つ一方、コンテンツに割り込んでくるため「見させられている」と感じられやすい側面があります。

対して折込チラシは、生活に役立つ情報をわかりやすく提供する信頼性の高い媒体として生活者に定着しています。「実際に店舗に行った」「買い物する前に広告を確認した」といった指標で特にスコアが高く、来店・購入促進に有効であることがわかります。関東初進出のスーパーの開店日に、チラシを手にした来店客が行列をつくった事例や、大手流通業が...

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テレビCMや大規模な広告施策で認知を獲得しても、それだけでは購買や来店につながりにくい時代になっています。そうした中で、改めて期待が集まり、生活者の行動を後押しする役割を担うのが、キャンペーン、クーポン、POP・什器、店頭演出、DM、イベント、OOH、折込チラシなどのセールスプロモーションです。認知の先で購買やトライアルを生み出す、顧客との直接的な接点をより機能するものに進化させる重要性は高まっています。 本特集では、日本の広告費におけるプロモーションメディアの位置づけを起点に、広告会社、メーカー、小売の視点から、今こそ投資すべきセールスプロモーションのあり方を考えます。テレビCMやマス広告だけでは、人も物も動かない時代に、セールスプロモーションはどのような役割を担うのか。人と売上を動かす実務としてのセールスプロモーションのこれからを見つめます。

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