IP企業にとってのリアル店舗の価値とは ファンを楽しませる仕掛けに迫る

公開日:2026年7月08日

テーマは「拡大するリアル店舗×IP」
各社の空間演出におけるこだわりとは

2026年8月号の巻頭特集のテーマは、「世界観をリアル空間に翻訳するIPと店舗デザイン」です。ECの普及やデジタルシフトが進み、リアル店舗の役割は拡大。商品を買うだけの場所ではなく、その場所でしか味わえない体験を受け取る場所に変化しています。その代表例が、アニメーション、ゲーム、マンガ、映画などのIPを扱う、オフィシャルショップやコンセプトストアです。

これらの店舗では、そこでしか手に入らないグッズはもちろん、その作品の世界観を表現していたり、そのIPのことをより深く知ってもらうための演出があったり……。ファンが喜び、そのIPのことをさらに好きになってもらうための仕掛けとこだわりが満載です。

本特集では、IPを扱う店舗を運営する企業10社に取材。リアル店舗だからこそできる五感を刺激する空間演出、作品イメージにあった内装デザイン、話題化につながる工夫など、ファンを魅了し続けるためのこだわりについて聞きました。

ポケモン、ドラゴンボール、ゴジラ……
あの有名IPがつくる店舗の裏側

ポケモンセンターは1998年に1店舗目をオープンして以来、ポケモンとファンがリアルな場で出会う拠点をつくってきました。同社の寺本康彦氏は、リアル店舗の役割を「ポケモンと触れる『思い出』を持ち帰ってもらうことで、ポケモンをもっと好きになっていただける場所」だと話します(記事はこちら)。今後は、新たな...

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この記事が含まれる特集

世界観を店舗空間に翻訳する IPと店舗デザイン

ECの普及やデジタルシフトが進む中、リアル店舗の役割は「単にモノを買う場所」から「その空間でしか味わえない、特別な体験を受け取る場所」へと変化しています。その代表的な例が、アニメ、ゲーム、マンガ、映画などの強固なファンベースを持つ、IP/コンテンツホルダーの店舗です。それらの店舗は、単にキャラクターグッズを並べているわけではないはずです。五感を刺激する空間演出、作品の世界観とズレがない内装デザイン、ファン心理をくすぐる商品展開、自然とSNSシェアを促す仕掛け、そして「何度も訪れたくなる」“拠点”の構築まで、ファンを魅了し続けるための「細部への圧倒的なこだわり」が存在するのではないでしょうか。本特集では、独自の世界観をリアルな店舗空間へと翻訳し、ファンに愛される店舗づくりの裏側にある「創意工夫」と「想い」を紐解きます。空間デザイン、動線設計、限定性の演出、ファンとのつながりを深める仕掛けなど、単なる物販ビジネスの枠を超えた「ファンなら何度でも必ず訪れたくなる店舗」のつくり方のヒントを探ります。

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