企業アカウントのミーム投稿の中でも異彩を放つのが、フクロウのキャラクター・Duoでおなじみの語学学習アプリ「Duolingo」の日本公式アカウントだ。ネットミームや時事ネタを絶妙にアレンジし、キャラクターの“ネジが外れた魅力”と融合させた投稿で、たびたびバズを生み出している。驚異のインプレッションを叩き出す投稿が生まれるまでの裏側について、Duolingo Social Media Manager, Japanの山根文麗氏に聞いた。
SNSマーケティングにおいては、情報発信のスピードと、ブランド独自の文脈づくりの両立が、ユーザーとのエンゲージメントを高める鍵となる。語学学習アプリ「Duolingo」の日本公式Xアカウントは、フクロウのキャラクター「Duo」を軸に、ネットミームや時事トピックを巧みに織り交ぜた投稿を展開。発信は多くのユーザーの共感や笑いを呼び、1投稿で1000万を超えるインプレッションを記録することも珍しくない。
「誰か明るくしてください」Duoらしさと文脈の掛け算
Duolingo日本公式Xアカウントの投稿の中でも、特に話題を呼んだのが、Duoの着ぐるみをあえて逆光で撮影し「誰か顔だけ明るくできたりしますか?」と呼びかけたものだ(画像①)。
画像①
「誰かこの写真顔だけ明るくできたりしますか?

画像②
ピグレット構文

SNS上で一時トレンドとなった「ピグレット構文」と呼ばれるミーム...